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1651.6億元が銀行に戻る 上海の2月の預金総量が歴史的新記録
2008 -3 - 11 12:48

 不動産産業、株市場の低迷により、投資リスクが大きくなる趨勢を背景にして、2月の上海の銀行預金総量は全面的に上昇し、1カ月の銀行預金総量としては歴史的な記録を破った。元の「貯蓄移動」という現象が好転し、市民のローン・貸越しの金額も同期比で下がったのだ。これは中国人民銀行上海支店がこのほど発表した2月の上海の貸付運行報告で明らかになった。

 1カ月の預金増加が新記録

 統計によると、2008年2月に、上海市の通貨貸付の運行は平穏になっており、国営・外資系金融機関の各預金金額が大幅に増加しており、各ローン金額の増加も同期比で緩まった。2月に、全市の人民元・外貨の各貯蓄金額は1651.6億元となり、同期比で1492.6億元増加した。

 これに対し、中国人民銀行上海支社の分析によると、人民元の数回にわたる利上げの効果と最近の株市場・不動産産業の低迷、月末の新株IPO資金回復、そして春節休暇などの影響で、2月の全市の新規人民元各預金金額は1カ月の歴史的な最高記録になった。

貯蓄移動が有効にコントロールされ

 2月、上海市の銀行預金は全面的に増え、企業だけではなく、個人の貯蓄、財政・保険会社などの銀行預金も上昇という現象が起こった。貯蓄移動の現象は、すでにコントロールされているということが分かった。

個人消費ローン冷遇

 国営銀行の個人消費ローンは下降の趨勢が出てきた。2月、全市で人民元の個人消費ローン金額は2.1億元減少し、その中で、国営銀行の人民元個人消費ローンが4.16億元減、同期比で11.4億元減となった。主な他の消費ローンや個人のクレジットカードの貸越も3.95億元下がっていた。

 同時に、不動産市場の成約量の衰退、個人の住宅ローンの頭金の増加、新規住宅の減少などの影響で、2月の国営銀行の個人住宅ローンは0.06億元微増えたが、同期比で2億元減少した。その中で、新規住宅ローンは14.1億元減少したが、中古住宅のローンは14.2億元増加した。

(実習編集:王 燕華)

 
 
 

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