新華社情報瀋陽9月12日特電　「ユーロの父」と呼ばれているロバート・マンデル氏は瀋陽市政府が12日開催した瀋撫同城化戦略トップフォーラムで中国経済の安定的かつスピーディーな成長にしたがって2020年と20 50年中国の国民総生産はそれぞれ日本と欧州を追い越すと予測した。

　同氏は世界経済構図を貨幣種類別によって五大区域に分ける。即ちドル地域、ユーロ地域、日本円地域、人民元地域、ポンド地域となる。中国経済は後発的優位性を持ち、十数年以降、日本を超える。中国経済の高度成長は高値圏にある経済成長率、巨大な貿易額、そして安定した貨幣政策に原因がある。

　ノーベル経済学賞受賞者で米国コロンビア大学経済学教授のロバート・マンデル氏は国際学術界により「ユーロの父」と呼ばれる。中国経済発展の問題に触れた際、同氏は当面はエネルギー供給不足とマクロ管理の問題を解決し、中期的に農村貧困人口、都市出稼ぎ農民および環境問題に研究を重ね、長期的に人口老齢化のグローバルな課題に着手すべきだと助言した。