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中国、漢方医薬の知的財産権保護を強化すべき
2006 -8 - 29 8:00

  薬草カワラニンジンから抽出されたアルテミシニンは抗マラリア良薬だが、特許未届けのため、協力相手の外国医薬生産企業に特許権が取られてしまった。中国工程院の肖培根院士は「漢方医薬の知的財産権保護の面で中国は食わされたことがある。中国の伝統医薬産業を振興させるには、知的財産権保護の意識を強化しなければならない」と指摘した。

  漢方医薬産業の知的財産権保護では、特許出願保護、行政保護、絶対秘密化、ほかの法律法規(例えば商標権保護)の利用などが一般的だ。近代的な知的財産権保護手法で伝統的漢方医薬を見守ることで、公開された処方が保護されず、外国企業の不当開発を防げない上、出願料も高いなどとして、伝統的漢方医薬の国際的保護の展開が妨げられ、全面的な保護は遂げられない。

  中国で漢方医薬研究と開発をする企業と技術者らは、知的財産権保護の意識が薄く、管理制度に抜け穴があったり、外国協力の中で相手の協力「誠意」を信じすぎて、秘密漏洩がときどきあり、厳しく保護されるべき漢方医薬研究成果と重要な資料、コア技術ノウハウが漏出され、管理部門が、外国での天然薬物特許出願に手をほどこしようがない。 漢方医薬産業は多大な国際市場がある。

 中国の伝統的な医薬産業を振興させるには、知的財産権保護の意識を強化、漢方医薬知的財産保護の枠を明らかに定め、専門的な機関を設置、漢方薬知的財産権理論研究を進め、専門的な国際経済貿易?知的財産権保護の人材を養成、国際規則の制定に参加、国際社会にリンクしなければならない。

 
 
 

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