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上半期、中国農産物輸出の増加率が低下、形勢が厳しい
2006 -8 - 4 8:00

  中国商務部の統計によると、今年上半期(1〜6月)、中国農産物の輸出の増加率が鈍化し、輸入の増加率が輸出を上回り、赤字が拡大した。日本「ポジティブリスト」制度などの国外の技術障壁を受け、下半期(7〜12月)、農産物輸出の増加率が引き続き鈍化し、輸出情勢がより一段と厳しくなる見通し。

  税関の統計によると、上半期、中国農産物の輸出入総額が同期比15.6%増の302.9億ドル、そのうち、輸出額が9.3%増の140.7億ドル、輸入額が同期比21.6%増の162.2億ドルに達する見通し。上半期、中国農産物貿易赤字が21.5億ドルに達し、昨年1年間を上回った。

  上半期、農産物輸出の増加率の鈍化は以下の原因があった。一、国外の技術障壁、特に、日本「ポジティブリスト」制度の影響を受け、対日輸出の増加率が激減している。二、鳥インフルエンザなどの影響が消えておらず、家畜、家禽の輸出の増加率が鈍化している。三、食糧は国際競争力に欠けているため、輸出が激減している。上半期、農産物の輸入の増加率が高い原因は以下の通り。一、国内需要のけん引を受ける。二、昨年同期、農産物輸入のベース数が低い。三、一部の農産物は国際市場で相場が低迷し、輸入の値ざやが大きい。

 予測によると、今年、中国の食糧、砂糖などの主要農産物が増産し、国内供給が増加し、生産・需要のギャップが縮小し、輸入の需要が低減している。エネルギー相場が堅調で、先進国が一部の農産物向けの輸出補助政策を見直したため、国際市場では、農産物の需給、価格がその影響を受けている。下半期、中国農産物輸入の増加率も鈍化する見通し。

 
 
 

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