中国商務部の崇泉報道官は昨今、中国−アセアン自由貿易圏「貨物貿易協定」によって昨年7月に減税を施行されはじめてから、中国とアセアン10カ国との貿易額は21.6%増え、双方の経済貿易関係をさらに親しくさせていると評価した。
アセアン10カ国とも中国の友好隣国で、自由貿易圏の設置は、中国とアセアン10カ国の元首たちが経済貿易協力を深めていくための戦略的な政策で、双方に着実な利益をもたらし、互恵?共勝ちを遂げていると、崇泉報道官は記者会見で語った。
今後数年間に、中国とアセアンとの間の貿易は著しい飛躍を遂げ、双方の市場の融合は、相互投資の増加を力強くけん引する。その際、双方の企業が効果的に原材料コストを引き下げるのみならず、消費者たちもより優遇的な価格でより豊富な商品を受けられると見られる。
中国−アセアン自由貿易圏での減税は一段と加速するのが特徴だ。2005年7月、中国がアセアン諸国からの平均輸入税率を9.9%から8.1%に引き下げた。2007年以降、双方は減税をさらに早める。
2010年をめどに、中国はアセアン諸国からの93%の商品の関税を取り消す。見返りとしてアセアンも中国からの90%以上の商品にゼロ関税を実施。
中国−アセアン自由貿易圏は「10+1」自由貿易圏とも呼ばれ、「10」はアセアンの10の加盟国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイとベトナム)、「1」は中国を指す。
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