イギリスのクラークセンがこのほど明らかにした数字によると、昨年韓国の造船所が引き受けた船舶の注文の総量は1450万トンとなり、全世界の造船注文の38%を占め、二位をはるかに超えて造船王国となっている。中国の造船業は近年すばらしい発展を遂げ、船舶の注文を計700万トン受注し、国別に見ればすでに日本を超えており、世界二位となった。
同統計によると、世界造船業の上位4位はそれぞれ韓国、EU、中国と日本である。韓国の造船所は2005年に造船注文を1450万トン受注し、2位のEUの850万トンをはるかに超えた。中国では造船注文700トンによって、日本の620万トンをわずかの差で上回った。
韓国の造船協会は、「昨年韓国は良い成績を遂げたが、港運業の不景気に影響され、韓国の造船業務は明らかに2004年度のピークから転落してきた。05年に、韓国の造船所は造船の注文を349隻受注したが、2004年の441隻・1690トンの数字と比べ大きな差がある」と指摘した。
しかし、他の分析によると、全世界で船舶の注文は少なくなるが、韓国の造船業務の収益は不振とはならず、かえって韓国の位置を固めるだけだ。業界の競争が日々激しくなるにつれて、韓国の造船業はよい生産技術によって、顧客に高価格を示し、不景気な現状にもかかわらず韓国の造船価格は逆に上がっている。
(編集:劉瑩ショウ)
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