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中国、マーケットメイク制度実行
2005 -11 - 30 9:20

 中国銀行間外貨市場では、マーケットメイク制度を実行し、来年はじめ、銀行間市場では、リアルタイムの引き合い取引方式を実行すると、中国国家外貨管理局がこのほど発表した。

  銀行間外貨市場のマーケットメイクは国家外貨管理局によって許認可され、中国銀行間外貨市場では、人民元と外貨との取引を行う場合、市場会員に買い、売りの価格を提供することが義務づけられる。

  外貨管理局はマーケットメイクの基本条件、権利義務、マーケットメイクなどの内容を規定している。条件にかなう指定銀行は既定された申請材料を持参して国家外貨管理局にマーケットメイク資格を申請してもよく、審査の上、認可されてから、マーケットメイクの義務を果たし、定期的に評価を受ける。

 外貨管理局の責任者によると、国際上の主要外貨市場を見渡せば、マーケットメイクは外貨市場の流動性、取引効率を高め、リスクをヘッジし、市場発展を促進するなどの面で大事な役割を果たしているという。

  この責任者によると、2002年、中国銀行間外貨市場はユーロと香港ドルとの取引においてマーケットメイク制度を試行していた。現在、マーケットメイク制度を導入するのは銀行間外貨市場を発展させ、人民元レートの形成メカニズムを整備するための措置で、外貨市場の取引を活発化させ、外貨市場の流動性を高め、中央銀行コントロールの柔軟性を増し、更に人民元レート形成の市場化の程度を上げ、市場の資源配分での基礎役割を発揮させる。

  外貨市場の建設を深め、外貨取引決済のリスクを下げ、外貨市場主体に多種多様の取引モデルを提供するために、外貨管理局は2006年の第1日目の営業日より、銀行間外貨市場でリアルタイムの引き合い取引を実行する。 銀行間市場の取引主体は従来の集中与信、集中取引をベースに、双方の与信、決済の取引方式を自主に選択し、中国人民銀行が規定した銀行間市場取引為替相場の変動幅に沿って銀行間外貨市場で取引を行う。                     

 
 
 

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