中国の大手IT企業である浪潮集団は、山東(さんとう)省・済南(さいなん)市にある済南ハイテク開発区に、12.8億元を投じてハイテクパークを建設する。29日付で新華社が伝えた。
浪潮ハイテクパークの工期は3期に分けられ、第1期工事は2007年末に完了し、2010年には第3期工事が完了する予定。米シリコンバレーと米マイクロソフト社本部をモデルにし、世界のITトップ企業のレベルに合わせた設計となる。
竣工後は、浪潮集団本社だけでなく、ハードおよびソフトウェアの研究開発(R&D)センター、世界企業トップ500との合弁合作プロジェクトなどが入園する予定。浪潮集団が先日マイクロソフトと調印した提携プロジェクトも、このハイテクパーク内で実施される。
浪潮集団はまた、浪潮産業パークの建設にも着手し、浪潮集団のサーバ、パソコン(PC)、メモリ、ATMマシン、セットトップボックス(STB)、特殊コンピュータなどのハードウェアの生産拠点とする。
浪潮集団は、米国や日本にも研究開発拠点を設けており、韓LG電子、NEC、米IBMなど世界的なIT企業と提携を結んでいる。
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