中国情報産業部の担当者は、携帯電話の番号保持制度を今後中国電気通信業発展の方向につけている。中国情報産業業部はこの制度を中国で一日も早く実施するよう促進するという。

  携帯電話番号保持制度とは、事業者に関わらず同一番号を保持できる番号ポータビリティ制度で、携帯電話ユーザーは事業者乗り換えの要求があっても、元の電話番号を保持できるという。これ以上、自由にプロバイダー事業者を選択できる一方、電話番号変更による面倒もない。中国香港では早くも１９９５年にこの制度を実施し、現在、世界中で２０カ国と地域ではこの制度を実施している。

  中国情報産業部と国際電気通信同盟共催の「電気通信普及サービス・消費者権益保護シンポジウム」が２４日から２５日にかけて貴陽で行なわれ、情報産業部電気通信管理局の韓夏副局長は新華社の記者の取材に応じ、今の目で見れば、番号維持制度には技術の問題がなく、カギは管理だと表明。

　 事業者乗り換えを厳しく管理しなければ、ユーザーの順調な通信に影響を与え、さらにユーザーの利益を傷つけうる。ユーザーに番号保持制度を実施することは今後、電気通信業発展の方向で、電気通信管理局は研究と準備に取りかかり、プロバイダーから意見を募集しており、早急な実施を目指す。 南京電信は９月１日から、固定電話の番号保持制度を実施し、ユーザーは事業者乗り越えの場合も同制度利用が可能になる。