中国初のアジア開発銀行から経済的な援助を得て、国内と国際上専門家コンサルティング団より書かれた省クラス経済社会発展戦略――「河北省発展戦略研究」が昨今北京で本格的に発布。

　郭庚茂・河北省常務副省長はアジア開発銀行と河北省が共同で開催した記者会見で、「河北省発展戦略研究」は国際入札募集を通し国内外専門家を招聘して制定された区域経済と社会発展研究報告で、カナダ、アメリカの専門家と上海市人民政府発展研究センター専門家の研究成果を集めた。同氏によると、同研究報告の実用性が非常に強く、河北省決策者の視野を切り開いた。

　目下、河北省はまさに新たな国民経済と社会発展５ヶ年企画を制定、同研究報告は一定の参考役割を果す。同報告の見方によれば、河北省は工業化中期段階にあり、沿海部地域と都市化の地域と全省経済と社会発展に対しての推進役を重視、経済成長方式の転換を推進すべきである。

　 関係者の説明によれば、専門家グループは過去の１１ヶ月内に、計４件の報告を完成させた。「河北省発展の戦略思考」、「国際視角に基づく河北発展への戦略思考」、特定テーマ報告（貧困者扶助、環境、産業構造調整、都市化、環渤海地域開発、高技術発展、観光業発展、投資?融資体制改革および財政管理体制改革を含む）、七大分野の１７件の国際事件研究。

　 国際事件はアメリカ、韓国、アイルランド、ポルトガル、カナダ、フランス、ドイツ、インド、オーストラリアなどの国の水資源分配、重工業・化学工業グレードアップ・改造、産業が立遅れている地域経済改革、港湾発展、中小企業融資などの分野の経験を集めた。

　財政部国際司司長の朱光耀氏によると、目下、内陸の一部の省・自治区・直轄市は続々と国際研究機関と協力、現地経済発展戦略研究を展開する意向を持っている。

　 河北省は沿海部に位置し、北京市と天津市と隣接しているが、過去の２０余年内に、河北省は経済成長、就職率向上、経済多様性、生産力向上および社会発展方面でそのほかの沿海部省に比べ明らかに立ち遅れた。今までに、アジア開発銀行は河北省のために計７．６６億ドルの貸付を提供、それぞれ２項目の高速道路プロジェクト、１項目の環境保護プロジェクト、１項目の揚水発電所プロジェクトと１項目の汚水処理プロジェクトに投入された。