商務部によると、中国とASEAN(東南アジア諸国連合)間で自由貿易協定(FTA)にもとづき、7月20日からおよそ7000種類の製品に対する関税率が引き下げられる。
04年11月29日、双方はラオスで「中国−ASEAN経済協力構想協議貨物貿易協定(貨物貿易協定)」に調印した。2010年までに中国とインドネシア、マレーシア、フィリピンなど80年代までに加盟した6カ国に対する関税が撤廃され、自由貿易区(FTZ)が設定されるほか、90年代以降に加盟した4カ国に対しても2015年から自由貿易が実現する見通しだ。
中国とASEAN間の関税率引き下げプロジェクトがスタートすることで、両地域がEU(欧州連合)と米州自由貿易地域(FTAA)に続く世界三大市場に名を連ねることになるとみられている。
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