今年6月、デルタ航空が上海浦東国際空港からデトロイトへの直行ルートを開通する見込みだ。デルタ航空最高経営責任者のリチャード・アンダーソン氏が12日、上海で明らかにしたところによると、現在、一部の市場は不景気で投資が減少しているが、中国は依然として多数の航空会社の重点発展ターゲットだ。中国―アメリカ間の運航ルートを増加させることは、デルタ航空が中国市場の重要な参加者になりたいということを意味しているという。
アンダーソン氏によると、デトロイトの自動車産業は金融危機で大きなダメージを受けたが、アメリカの重要航空中枢として、上海浦東からデトロイトへのフライトの乗客が、デトロイトでアメリカ・カナダの各都市に乗り換えることができるため、アンダーソン氏は新しい運航ルートに楽観的な態度を示した。
現在、中国市場はデルタ航空の世界での売上額の僅か5%しか占めていないが、「デルタは、中国が最もチャンスと成長の潜在力のある市場だと判断しており、中国はこれから必ずより重要な役割を演じるに違いない」と、アンダーソンは語った。
現在、デルタ航空が中国で運航しているルートは、上海浦東からアトランタと上海浦東から東京・成田へのルートがある。アンダーソン氏によると、将来のことを考えると、デルタは北京からニューヨークと上海からニューヨークなどへのルートにも興味があるという。
計画によると、デルタ航空はボーイング747−400型航空機で、上海浦東からデトロイトへのルートを運航する予定で、この型の航空機のビジネスクラスには65席の寝椅子型の座席があり、また、338席のエコノミークラスの座席があるという。
2008年10月、デルタ航空とアメリカのノースウエスト航空が合併し、世界最大の航空会社となり、そのサービスは世界66の国と地域の377の都市に及ぶという。
(編集:趙莉)
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