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湖南、広東、江西3省、雪害へ緊急対応案を始動
2008 -1 - 29 11:00

 湖南、広東、江西3省は雪害へ緊急対応案を28日から始動した。

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 停電の場合の緊急救援、緊急対策に向けて準備を

 新華社によると、28日夜、湖南省経委が会議を開いた。ここ17日間、湖南省の220キロボルト及びそれ以上の送電線計6000キロ余りが結氷し、氷の厚さが平均40−60mmと、15−30mmの設計値を大きく上回った。1万人余りの電力スタッフは国民生活、重要機関への電力供給の確保に向けて最善を尽くすが、雪害が深刻なため、変電所稼動停止やスイッチ切れなどの問題が深刻化している。湖南省の衡陽、永州、懐化、チン(林におおざと)州の4市で、広範な停電が起こった。それに備え、被害を最低限に抑えるために、湖南省は1級緊急対応案をその夜に始動した。

 調べによると、湖南省は徐憲平?省委常委、副省長以下の広範停電事故緊急対応指導チームを設け、対応案の実施や電力施設の応急修理などに当たらせた。  

 湖南省政府は「社会的に動き出し、広範停電に備えて準備を整え、電力供給を確保する。災害救援に参加し、社会保障に必要な人を除き、1級緊急対応案を解除するまでに、外出や移動を控える。政府、当局は停電の場合の緊急救援、緊急対策に向けて準備を整える。重要な機関、職場は自家用発電機を用意し、必要な場合の使用を覚悟する」と求めた。

 湖南省はまた、「省内のすべての高層建築物、百貨店、スポーツ施設などの民生に必要な施設及び人の集まる場所は予備電源を用意し、いざという場合に人員の集合や疎開を念頭に置く。劇場、娯楽施設を閉業し、ネオンサインを消灯し、街灯を半分点灯する」と求めた。  

 広範停電1級緊急対応案によると、公安や武装警察などの当局は安全防衛、巡回を強化し、社会安定を守る。消防当局は火災の場合、迅速に出動するよう待機する。交通警察当局は交通秩序を維持し、物資供給当局は物資の加工、生産、輸送、販売を請け負い、停電期間中の生活品供給を確保するという。 持続した降雨、低温の影響を受け、広東省北部の道路が広範に結氷したことで、北上の自動車は立ち往生し、飛行機は欠航し、大量の旅客は駅に止まった事態になった。広東省衛生庁は28日午前、防疫対策を指示した。  

 広東省衛生庁は50万元の特別補助金を出し、広東省北部の被災地・韶関を支援する。広東省衛生庁はまた、経貿委と共同で韶関市衛生局に総額10万元の薬品を提供した。1月28日、呼吸系や消化系などの専門家からなる医療チームは韶関市に行って病気診療を指導する。

 広東省衛生庁は通達を出し、衛生当局に、「関連する措置を実行し、滞在旅客が病気になると、受診すること、供給する食品や飲料水の安全、伝染病や食中毒が発生しないことを確保する」と求めた。  

 通達によると、医療チームを巡回診療に派遣する。  突発的な事件の対応準備を整える。医療、防疫、衛生監督などのチームを設け、待機させる。緊急物資準備を整える。かぜ、凍傷、げりなどの治療薬、救急車、指揮車を用意する。  

 現在、広州市衛生局は広州駅、東駅、天河バスターミナル、芳村バスターミナルなどに診療所を設け、無料診療をする。1月27日時点で、韶関市は57の巡回医療チーム、衛生監督チームを派遣し、患者の無料治療や薬品提供をした。 50年ぶりの凍害に対処して、江西省財政庁は28日、被害の深刻化した38県、市、区に、省クラス自然災害資金800万元を緊急支給し、被災者の生活手当てに充当する。

 1月12日から、江西省で北から南まで50年ぶりの凍害に見舞われ、57県、市、区でみぞれが降り、被災人口が818万人に達した。 

 不意な氷雪の災害に応じて、江西省は迅速に救済策を実施、広範囲な幹部や民衆も凍害対策や自己救済を進めている。各地の被災次第で、江西省財政部門は800万元の省クラス自然災害生活手当て資金を楽平、蓮花など、被害の深刻化した38県、市、区に支給し、被災者の衣食住と医療を確保する狙いだ。  

 春節前に、銀行カードの形で被災者に直接配られ、被災者が無事に冬を過ごすように確保するという。

(編集:章坤良 写真;新華社)

 
 
 

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