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フランス、ドイツの科学者が2007年ノーベル物理学賞を受賞
2007 -10 - 10 16:22

  スウェーデンアカデミー・ノーベル賞評定委員会が9日、フランス人科学者のアルバート氏とドイツ人科学者のピーター氏が巨大磁気抵抗効果(GMR)を発見したことを称え、2007年ノーベル物理学賞の受賞者となったと発表した。

  スウェーデンローヤルアカデミー常任秘書であるコンラッド氏が受賞者の名簿を発表した後、評定委員会の議長であるペレ・カールソン氏が簡単に「巨大磁気抵抗」の効果や広い用途などについての説明文を読み上げた。1988年にアルバート氏とピーター氏は、それぞれ独自にある特殊現象を発見した。その内容とは磁性金属/非磁性金属の人工格子において、大きな磁気抵抗比をもつ磁気抵抗効果であり、伝統的な磁気抵抗効果よりも数量が大きかったため「巨大磁気抵抗効果」と名づけられた。この効果によって開発された小型の大容量ハードディスクはすでに広い範囲にわたって使用されている。

  コンラッド氏は会場でアルバート氏に電話をかけ、今回のノーベル賞受賞を祝した。それを受けてアルバート氏は、電話で会場にいる記者や観衆らに対し滔々と「巨大磁気抵抗」効果について述べた。

  スウェーデンの権威理論電気磁気学の専門家であるオーレ・エリクソン氏は、新華社のインタビューに対し、「私は今回の受賞にはあまり驚いてはいない。なぜなら『巨大磁気抵抗』効果の発見は全地球的電子化のプロセスにおいての一つの革命だからである。2人の科学者の発見により、ハードウェアメモリー情報の能力がさらに上がり、ノートパソコンやMP3などといった、持ち運びのできるメディア放送器具に、さらなる高機能の発展をもらたすだろう」と話した。

  ノーベル物理学賞の受賞は、今年発表された二つ目の受賞項目であり、今回のノーベル各項目の単独もしくは分割での総額は1000万クローネ(約143万ドル)の賞金である。

(実習編集:呉 恵伊)

 
 
 

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