北京科興生物製品有限公司の尹衛東総経理は7日、中国ヒト用鳥インフルエンザワクチンT期臨床研究が安全性と予期免疫原性結果を明らかにしたと公表した。
同氏は2006年ノーベル賞受賞者北京フォーラムで7日付の世界有名な医学類雑誌の「lancet」が我々の研究成果を掲載、鳥インフルエンザヒト用ワクチンの普及に役立つと語った。
中国ヒト用鳥インフルエンザワクチンは同社および中国疾病予防制御センターにより共同で研究製造されたものだ。中でも効き目の最も良い剤量10ミクログラムのワクチンを接種したヒトの78%は生じた抗体が有効に鳥インフルエンザウイルスを抑制でき、EUの70%の基準を超えていることが分かった。
また、尹衛東氏によると、SARSや鳥インフルエンザといった疫病に襲われ、経済に大きな影響をもたらしているにも関わらず、有効な科学研究協力および優れた科学者、ワクチン研究製造プラットフォームに恵まれ、我々はワクチンの研究開発事業において段階的成果を収めている。これは失敗を繰り返さないように対策を立てるのに、遅すぎるということはないと言えよう。
なお、同氏によると、中国および周辺地域は20億人の人口を誇る大市場に支えられ、中国のバイオテクノロジー産業は見通しが明るい。
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