台風「ケーミー」が26日10時、尋烏県経由で江西に入った。その影響で、江西中部、江西南部が大雨ひいては豪雨が降り、局部は大豪雨で、山津波と山崩れなどの自然災害を招いている。江西省水防弁の初歩的な統計により、カン州、吉安、撫州の被災者は32.9万人、山津波による死亡者は6人、落雷による死亡者は1人、行方不明者は18人。
カン州市の平均的降雨量は53ミリ、吉安市は30ミリ。水害報告地域の中で雨量最大地域の上猶県竜潭は186ミリ、6時間内の最大雨量は26日2時〜8時上猶県竜潭の174ミリだ。非水害報告地域の降雨量200ミリ以上は上猶県双渓郷280ミリ、遂川県禾源鎮深(土・幼)村263ミリ、上猶県五指峰郷225ミリ、遂川県禾源鎮三渓村209ミリ。江西中部、江西南部の降雨量100ミリ以上の地域は22ヶ所。
降雨の影響を受け、26日16時40分上猶県寺下郷章水安和水文調査所の最高水位は225.40メートル、史上最高より1.41メートル高く、増水量は40年来の最大だ。26日17時桃江川上の竜南県杜頭水文調査所の水位は93.75メートル、警戒水位より0.75メートルを超え、かつ上昇を続けている。
初歩的な統計によれば、激しい降雨はカン州、吉安、撫州という3都市の計32.9万人を被災させ、緊急移転の被災者は1万845人。そのうちカン州市上猶県、吉安市遂川県の被災情況が一段とひどい。
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