建築界の「ノーベル賞」――プリツカー建築賞を受賞した世界的な建築家の安藤忠雄氏が、上海美術館で「環境と建築」をテーマとする個人展を開催している。同氏の設計アイデアは、建築が自然、歴史、社会と調和していることである。展示を見学すると、ところどころで巧妙なアイデアを感じることができる。
安藤氏が「9・11事件」後に世界貿易センターのために設計した再建案も、人々にとても注目されている。同氏は、崩壊した世界貿易センターの空白を埋めるものは、建物ではなく、魂の弔いと反省のための場所であるべきだと考えて、1/6球体の墓地を設計した。今回の展示は2月6日に閉幕するという。
(編集:高冠毅)
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