このほど開かれた復旦大学中国語コンテストで、優勝したのは意外にも留学生チームだった。「中国人の学生は母語の美しさを味わうことができず、あまり母語を研究していないが、逆に留学生は時間をかけて中国語の本質を研究する人が多くなった」と、復旦大学中国語学部言語文化研究所の傅杰・教授は話している。

　年１回の伝統行事として、復旦中国語コンテストは主に中国語の基本知識、たとえば漢字の構成、読み方、成語に対する説明などによって学生の漢語能力をチェックする。過去、留学生チームは、いつも最下位だったが、今回第一位になったのは本当に不思議なことだ。

　関係者によると、留学生の中国語レベルが日増しにアップしていることが優勝した主な原因である。現在、復旦大学の留学生は以前と異なり、ほとんどが中国語を理解した上で、学位を取るために学んでいる人が多い。今回のコンテストに参加した学生のうち、シンガポールの林さんと韓国人の学生は中国語学部の大学院生で、もうロシア人学生は博士課程で勉強している。そのうえ、留学生はコンテストでも、中国人学生より活躍し、よい点数を取った。

　この結果を見て、選出委員の一人である陳光塁氏は、言語は一つの民族の標識として、留学生チームが中国語コンテストで優勝したことは、中国語がますます重要視されるようになっていると説明し、しかしそれと同時に、中国人の学生も母語の勉強にもっと力を入れるべきだと語った。

　（編集：楊　李）