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専門家談、中国出生人口性別比率のアンバランス、計画出産政策と無関係
2004 -8 - 13 8:35

  近年来、中国出生人口性別比率のアンバランス情況は明らかになっている。同現象を中国の厳しい計画出産政策に転嫁するという海外の輿論に対し、中国人口学専門家は中国出生人口性別比率のアンバランス問題は男尊女卑の思想にあり、計画出産政策と無関係だと指摘した。

  西安交通大学人口研究所の教授として朱楚珠氏は人口学研究分野において30年近くの経験を積み立てた。福建開催の全国女の子関心行動モデル作業経験交流会で中国は数千年の封建伝統があり、女性が従来まで従属的地位を占め、戦乱時期または自然災害の深刻的な時期において性別比率のアンバランス現象が一般的だ。条件の制限で選択しなければならない時、男の子を選ぶことが一般的だ。歴史資料によれば、清代宮廷で女の子の水死現象も出ていたと語った。

  一方、効果的に計画出産を実施している地域では性別比率のアンバランス情況がない。陜西省略陽県が近年来比較的低い出生率を保っている上、男女の出生人口比率はほぼ均衡。朱楚珠氏によると、これは男尊女卑の思想がないためだ。略陽の約3分の1の家庭は入り婿で老人の養老問題を解決。また、出生人口性別比率のアンバランス現象は中国文化と類似するインド、韓国、日本といった東方国家でも一般的で、これらの国は厳しい計画出産政策を実施しない。出産率の低減が出生人口性別比率のアンバランスを招く一つの条件で、低出産率の形成は2つの原因ある。韓国などのような先進国の方は近代化が主因であるのに対し、中国は近代化と計画出産政策が共に役割を果たす。

  中国が2000年行った第5回全国国勢調査によると、中国の出生人口男女性別比率は1.2:1に達していたことが分かった。 

 
 
 

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