地球環境ファシリティーが中国2010年上海万博への出展を正式に表明した。2008年2月18日までに、167カ国と29の国際機構が万博参加を確認したことになる。
1989年のアルシュ・サミットを受け、世銀等において地球環境問題に取り組むための基金の設立が検討され、1990年11月、25の国が共同認識を達成して、地球環境ファシリティー(GEF)を設立し、世銀、国連開発計画(UNDP)、国連環境計画(UNEP)の3実施機関による共同運営。世銀にGEF信託基金を設置。1991年5月、1994年までのパイロット・フェーズとしてGEFが発足。3年に一度開かれる総会の他に、半年に一回開催される評議会が設置され、プロジェクト承認案の実質的な意志決定機関として機能。2002年6月までに、GEFは173のメンバーがある。
開発途上国が地球環境の保全・改善に取り組むために負担する費用を賄うため、原則として無償資金を供給することを目的にする。
(編集:曹 俊)
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