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中国経済は合理的範囲内にある 李克強総理強調
2014年 7月 8日16:17 / 提供:新華網日本語

  【新華社北京7月8日】中国の李克強共産党中央政治局常務委員・総理は3日、湖南省の省都?長沙で一部の省・企業との座談会を開き、重要演説を行った。

 座談会で湖南省の徐守盛党委書記、杜家毫省長、福建省の蘇樹林省長、山東省の郭樹清省長、河南省の謝伏瞻省長がそれぞれの地域の経済情勢を報告し、一部企業責任者が企業経営状況を話した。

 李克強氏は、中国経済は現在、全体的に安定し、合理的範囲内にあり、第2四半期の経済状況は第1四半期より改善していると強調するとともに、世界経済は依然として複雑に目まぐるしく変化し、また長期的に蓄積された中国経済の矛盾が目立ってきているとし、困難や問題、経済の下振れ圧力を軽視することはできないと強調した。

 李克強氏は今後の取り組みの重点として次の3点を挙げた。

 1、市場の活力を一段と引き出す。市場参入のハードルを引き続き下げ、行政の審査・認可を簡素化し、企業に対する規制を緩和する。投資・貿易の円滑化を推進し、自由化と管理を結びつけ、公平な競争が行われる市場環境を築く。

 2、公共財の有効供給の拡大に努める。政府の指導的役割をいっそう発揮させ、投融資体制の整備を急ぎ、社会の資金と民間の資本を十分生かし、バラック地区改造、中・西部鉄道建設、水利、エネルギー、生態環境保護などの重要事業に力を入れ、医療や高齢者ケアなど社会が差し迫って必要としているサービスの供給を拡大する。

 3、実体経済の強化を支援する。農業、小規模・零細企業、サービス業に対する減税・負担軽減と支援銀行の預金準備率引き下げなどの措置を進め、金融資源を実体経済に傾斜させ、企業の資金調達難を確実に解決する。