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徐才厚・前軍事委副主席の党籍剥奪、収賄容疑で
2014年 7月 1日10:30 / 提供:
徐才厚・前軍事委副主席の党籍剥奪

 徐才厚・前共産党中央軍事委員会副主席が収賄に関与したとして30日、党籍を剥奪された。新華社が伝えた。徐氏は中国指導部に当たる党政治局委員を2012年に退き、中央軍事委員会副主席からも昨年に退任した。新華社によると、軍事法廷で裁かれるという。

 また、徐前副主席のほか、国家資産管理委員会元主任、公安部元副部長、石油天然ガス会社の元副社長も党籍をはく奪された。

 同日、中国共産党中央政治局が作風制度建設の健全化に関する集団勉強会を行った。中国共産党中央委員会の習近平総書記は勉強会を主宰し、「作風建設は党の建設を推し進める重要な切り口であり、着力点でもある」と強調したうえで、「党の整理整頓を厳かに行い、監督管理の責任を切実に履行し、作風建設を党の思想建設、組織建設、腐敗撲滅建設、制度建設に取り入れ党の建設活動のレベルを引き上げていく」と指示した。

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徐才厚の資料写真 

 共産党中央組織部が発表した最新の統計によると、2013年末現在の党員数は8668万6000人で12年より155万9000人増加した。また、党の下部組織の総数も前年より2.4%増えて430万4000カ所となった。

 一方、入党申請を出してから党員になるための教育を受けている入党予定者(発展党員)の数は240万8000人となり、前年より82万5000人減少した。専門家によると、この10年で初めての減少であり、最低の数字であるという。

 (編集z)

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