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古い道での新しい征途は「五つの通じる」を語る――「中国のメディアのシルクロードの旅」越境取材が終了
2014年 6月 12日13:11 / 提供:新華網日本語

 国務院報道弁公室の開催した「中国メディアのシルクロードの旅」大型越境集団取材活動が、現地時間9日トルコの首都アンカラで最後の一度の取材の完成後、順調に終了した。

 人民日報、新華社、中央電視台、中国国際放送局、中国日報、中国新聞社のなどメディアの記者31人が今回の取材活動に参加した。取材は20日間を経て、行程は5万里余り。

 今回の取材は国内と海外の二段階に分けられる。国内部分は陝西、甘粛、新疆などの3つの省?区の10都市を含み、具体的には西安、咸陽、蘭州、張掖、敦煌、ウルムチ、昌吉、伊寧、博楽と阿拉山口で、それらはいずれも古代シルクロード沿線の重要な都市といえる。

 海外部分は今回の集団取材の重点にあたる。取材チームの足跡はザフスタン、ウズベキスタン、トルコなどの3国?6都市をカバーし、具体的にはアルマティ、アスタナ、タシケント、サマルカンド、イスタンブールとアンカラとなっている。国内から海外まで、スタートからゴールまで、取材ルートは古代の陸上シルクロードと今日のシルクロード経済ベルトの動向やカバーエリアにぴったりと一致していた。

 習近平主席の提起したシルクロード経済ベルトの共同建設という重大な戦略的構想をめぐって、記者は訪問国の政府高官、著名な学者や一般民衆、我が国の現地駐在大使館、孔子学院、中国資本企業や華僑?華人などの集中的な取材を通して、シルクロード経済ベルトの建設が「五つの通じる」の方面ですでに獲得した進展について全面的且つ正確に理解した。

 「政策が通じる」がまさに護衛の役割を発揮している。中国と三国の指導者との間の相互訪問、インタラクティブは現地で良好な政治的雰囲気と経済貿易協力の態勢を作り上げ、指導者の間の相互信頼が民衆の面で重要且つ積極的な影響を生み出し、現地の中国資本企業や華僑?華人が次々と記者に「だんだんと良くなっている感じがします」と表した。

 「道路が通じる」は積極的な進展を獲得した。中国各地の中央アジアや欧州諸国に向かう数本の国際貨物列車は正常に運行し、中国西部−西欧国際道路間の輸送回廊であるカザフスタン国内部分の建設は明らかに加速し、中国の都市と中央アジア諸国における多くの重要な都市の直行便は絶えず増加し、トルコの間もなく竣工?開通するアンカラ−イスタンブール間の高速鉄道や東西横断の鉄道が新たな貢献を作り出す見通しだ。

 「貿易が滞りなく通じる」は明らかな変化を現している。中国の商品や貨物は新疆の霍爾果斯と阿拉山口出入国検査所の通関プロセスを経て以前と比べて三分の一短縮し、中国−カザフスタン間の霍爾果斯国際辺境協力センターの開局は順調で、カザフスタンは民営資本の導入や入居手続きの簡略化などの方面で、中国側の経験を参考にしているという。

 「貨幣の流通」はチャンスに直面する。人民元はカザフスタン市場面で歓迎されている。トルコの高官は、シルクロード経済ベルトの建設には「第三の国際通貨」である人民元あるいはトルコリラが必要となるだろうと表明している。

 「民心が相通じる」ことは良好な基盤を意味する。記者は取材を通じて、中国を訪れた各界の人々の中国への友好的な姿勢を実感した。彼らはシルクロードの歴史と影響を「深く記憶」し、沿線諸国と展開する文化交流を「断固として支持」し、シルクロード経済ベルト建設の共同推進に対し深い興味と誠意のある疎通への願望を抱いている。中国側はこれらの国々と価値観、思考習慣、法律法規などの面で相違があるが、取材を受けた人々は、中国がこれらの歴史上の「親戚たち」と再び手を携えることは情理にかなうことだ、と語った。

 取材活動は関心と反響を呼んだ。中国日報記者によるカザフスタンのシルクロード経済ベルト関連の記事を読んだ後、オランダ、アムステルダム大学国際関係学部のヘンク?ヒュッジウェリング教授は、欧州?アジア大陸をいかにして結ぶかについて「深い興味」が湧き、教学内容として学生に講義することを決定したと電子メールで伝えた。トルコ外交部のエング?ホン副次長はグループ取材を受けた後に、記者が書いた記事のフィード?バックを求めて、次のような見解を示した。昨年にトルコを訪れた中国人観光客はわずか14万人が、この機会に「100分の1の中国人」がトルコを観光することを希望している。トルコ−中国シルクロード経済貿易、文化芸術協力協会のサナンシー・イズマイル会長は次のように記者に語った。トルコと中国の友好という長編の文章を巧みに書き上げ、メディアを掌握する必要がある。それは1人の人間の心を捉えるため、必ずその人の胃を押さえることと同じだ。

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