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「全能神」が台湾までに広まる、島内キリスト教界が両岸で「邪教鎮圧」で手を携えるように呼びかける
2014年 6月 4日17:06 / 提供:新華網日本語

  【新華社北京/台北6月4日】邪教組織「全能神」の信者が引き起こした山東省招遠県の故意殺人事件は社会全体から憤りの声が上がっている。新華社の記者は「全能神」は近年も、台湾で広まっていることを把握した。事件発生後、島内のキリスト教界は、台湾民衆が邪教の実態を正しく認識し、両岸に疎通のプラットフォームを確立することを希望するとともに、この邪教組織を共同で取締まるように強く呼びかけている。

  台湾中華キリスト教両岸交流協会の欧陽家立副理事長の説明によると、「全能神」は台湾に広まってから日が長くなり、近年は台湾のキリスト教会に積極的に布教活動を行い、信者を騙して入教を勧誘している。

  台湾政治大学宗教所の郭承天教授は「現状を見ると、『全能神』の台湾での布教範囲はまだ狭いが、主に中・下流層に狙いを定めている。影響力は強くないものの、警戒する必要がある。」と語った。

  危機に直面し、早くも昨年3月初めに、島内キリスト教界の50余りの組織が共同声明を発表し、「全能神」思想は宗教の異端で、『聖書』の正統な教訓に背くもので、その組織はキリスト教の正統な教会と決して同一ではない、と表明した。声明は、各界の民衆に物事の是非を明確に判断し、「全能神」が繰り広げるいかなる活動にも決して参加しないように、すでに入教している者はこの組織から一刻も早く脱会し、これに協力しないように呼びかけている。

  郭承天教授は次のように述べた。神学的に見ても、論理的な視点から見ても、「全能神」はキリスト教と完全に異なるもので、所謂その宗教思想は、根本から宗教と離脱し、歪んだ道を歩んでいる。大陸が邪教と断定したことは非常に正しい。