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習主席とカザフスタン大統領らが記者会見
2014年 5月 22日9:46 / 提供:中国国際放送局

 CICA・アジア信頼醸成措置会議第4回首脳サミットは21日、上海の世界博覧センターで閉幕した。議長国である中国の習近平国家主席、CICAオブザーバー国であるカザフスタンのナザルバエフ大統領と前回の議長国だったトルコ大統領の特別代表であるダーヴトオール外相が共同記者会見を行った。

 習主席は、「私たちは非常に有意義な大会を開いた。アジア諸国と共に、現在アジアの安全が直面している最も緊迫で現実的な重大問題、CICA各分野の信頼措置の実現やCICAの今後の発展を推進する方法などの議題について深く意見を交換したほか、『上海宣言』を採択した。アジアが自分に属する世紀を迎えるには、各国が団結・協力し、手を携えて努力しなければならない。アジア諸国はアジア事務を解決する能力があり、そして自らの協力を強化することによってアジアの安全保障を実現することが出来る」とした。

 習主席はまた、「CICAは異なる文明の対話を促進する面で優越性と現実的な基礎を持っており、アジアの安全保障に更なる役割を果たすべきだ。中国はCICA議長国の義務を果たし、メーバー国と共に『上海宣言』を実施し、アジア諸国間の相互信頼と対話を増進し、そして、メンバー国が平和、安定と協力の新アジアを構築するのを、CICAの第3の10ヵ年目標とすることを推進していく」と強調した。

 ナザルバエフ大統領は、「中国がCICAを成功裏に主催したことを感謝する。今回のサミットはCICAを新たな発展レベルに推し進め、重大な意義を持っている。習主席のアジア安全観は非常に有意義であり、シルクロード経済帯を共に構築する提案は沿道諸国に重要な発展のチャンスを提供することになる。各国の共同協力のもとで、CICAはアジア諸国の対話、信頼と協力を強化し、アジアの平和、安定と繁栄を促進できるに違いない」と述べた。

 ダーヴトオール外相は、「CICA議長国の座を中国に渡したことは喜ばしい。中国が指導者の力を発揮し、CICAの発展とアジアの平和安定に重要な貢献をすることができると確信する」と話した。