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国家インターネット情報弁公室が米国による中国へのサイバー攻撃最新データを開示
2014年 5月 20日16:52 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京5月20日】米国司法部は19日、いわゆるインターネットのパスワードを盗用したとして中国の軍官5人を提訴した、と発表した。記者はこの件について、中国国家インターネット情報弁公室の報道官を取材した。この報道官は米国の中国へのサイバー攻撃に関する最新データを記者に開示し、米国こそが世界最大のインターネットパスワード盗用者であり、中国へのサイバー攻撃のトップの攻撃国でもある、と述べた。

 この報道官は、中国国家インターネット応急センター(CNCERT)の最新データによると、今年3月19日から5月18日にかけて、米国の木馬、又はボットネットなどのコントロールサーバー2,077台が中国国内のホストコンピュータ約118万台を直接、制御していた、と語った。

 同センターの同期のモニタリングを通じて、米国にあるホストコンピュータ135台に中国国内のサイトの標的ページ画面563件を読み込むサイバー攻撃は、延べ約1万4千回に上ることがわかった。主に模倣サイト、虚偽の個人位置情報、個人データ情報、コマンド・パスワード情報などで、こういった行為には、ビジネス関連のパスワード盗用だけでなく、インターネット詐欺もあり、中国のネットユーザーは巨大な損失を被っている。

 CNCERTはまた、今年3月19日から5月18日にかけて、米国のIPアドレス2016件が中国国内のサイト1754件にバックドアを仕掛け、遠隔操作事件5.7万件に関わっていることを確認した。昨年同期のデータによると、米国が同様に1位となったが、これは赤裸々なインターネット犯罪行為と言える。

 この報道官はさらに、この背景のもとで、米国はいわゆるインターネットのパスワードを盗用したとして、中国の軍官5人を提訴したと発表したが、これは全く滑稽な話しであり、完全な逆さまで、泥棒が泥棒を捕まえたと叫んでいるだけだ、と指摘した。

 中国の関係部門の調査を経て、長期にわたり米国は中国の政府部門、機関、企業、大学、通信の主幹インターネットに対し大規模なモニタリング、サイバー攻撃、侵入活動を行い、米国の盗聴行為は中国の指導者、一般ネットユーザー、幅広い携帯電話ユーザーなどに及ぶことがわかった。中国は米国側に何度も厳正な申し入れを提起し、この誤った行為を停止するように米国側に求めた。米国は現在までその不法行為に対して、中国人民にいかなる謝罪もしておらず、事態を収束させる姿勢も全く見せていない。さらには、スノーデン氏が米中央情報局(CIA)の「プリズム計画」などを暴露し、米国は世界から批判を浴びた時も、自省するどころか、逆に他者を非?することは、実に笑止千万だ

 報道官はさらに、次のように述べた。中国はインターネットセキュリティを堅実に擁護している。中国政府はいかなる形式のインターネット犯罪行為にも反対し、中国に対する理由なき批判に断固として反対する。米国側が引き続き執拗に暴走するならば、中国は毅然と反撃の措置を講じる。