Home > ニュース > 中国  > 習近平主席:中国人民は「強国になると必ず覇権的になる」というロジックは受け入れない
習近平主席:中国人民は「強国になると必ず覇権的になる」というロジックは受け入れない
2014年 5月 16日17:30 / 提供:新華網日本語

 

 【新華社北京5月16日】習近平国家主席は15日人民大会堂で中国国際友好会議・中国人民対外友好協会設立60周年記念イベントに出席し、重要演説を発表して、人民の友好は世界平和と発展を促進する基礎力であり、中国人民は世界各国の人民と仲よくし、調和のとれた発展をし、人類の平和と発展という崇高な事業を共に促進することを望んでいると強調した。民間外交は、開拓 革新して、多分野、多ルート、各方面で対外友好交流を展開してゆかねばならない。

 習近平主席は中国政府と人民を代表し大会の開催に対して熱烈な祝賀の意を表し、また友情を重んじ、平和を愛する国際の友人や、長期にわたり中国の革命や建設、改革事業に共感し支援してくれた各国の友人たちに向け、崇高な敬意を申し上げた。

 習近平主席はこのように指摘した。人民の友好は世界平和と発展を促進する基礎力であり、協力 ウィンウィンを実現させる基本的前提だ。複雑で変化の多い国際情勢と厳しく且つ際立ったグローバルな問題に直面し、各国の人民は友好交流を強化し、手を携えて協力し、助け合って困難を乗り切ってゆかねばならない。中国は中華民族の偉大な復興を実現させる過程の中で、世界の各国と共に、各国の人民が自分の夢をより上手く実現させることを推進してゆく。中国は全面的な対外開放を継続し、世界各国との互恵的協力を推進し、シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの建設を推進して、各国の発展のチャンスにおける共同創造 共同享受を実現してゆく。中国は国内外での文化交流の展開に全力を上げ、人類文明の進歩を推進するために貢献を行ってゆく。

习

 習近平主席はこのように強調した。中華民族はかねてから平和を愛する民族で、平和で、むつまじく、調和のとれた堅固な理念を追求 伝承し続けてきた。中華民族の血には他国を侵略し、世界の覇権を求める遺伝子はなく、中国人民は「強国になると必ず覇権的になる」というロジックは受け入れず、世界各国の人民と仲よくし、調和のとれた発展をし、共に平和をはかり、共に平和を守り、共に平和を享受することを望んでいる。中国は平和発展の道を堅持して歩み、同時に各国が共に平和発展を堅持することも推進してゆく。

 習近平主席はこのように指摘した。世界平和を維持し、各国が共に発展することを促進するには、必ず互いを鏡とする文明交流の強化に全力をあげなければならない。民間外交は互いを鏡とする文明交流を推進する最も奥深いパワーだ。我々は国境を乗り越え、時空をまたがり、文明を乗り越える互いを鏡とする交流活動の推進を通して、各国人民の相互理解、相互了解、相互支持、相互支援を推進し、世界各国の人民の心の中で平和理念を揺るぎないものとし、戦争への防止 反対し、共に発展することを推進する強大な力を作り上げねばならない。

 習近平国家主席は次のように述べた。中国人民対外友好協会は長期的に、中国の実行してきた独立、自主的な平和外交政策を徹底して実践し、国際社会において世界各国の友人と幅広く深い交流を行い、取って代わることのできない役割を発揮してきた。中国人民対外友好協会の60年間に及ぶ発展の軌跡は、世界平和と発展の促進における民間レベルの友誼が持つ強大なエネルギーを十分に示し、国全体の外交における民間外交の重要な地位を十分に立証している。中国人民対外友好協会がたゆまず努力し、民間外交、都市外交、公共外交をより適切に推進し、中国の民間における対外友好活動のために、絶えずより大きく貢献することを希望している。

 習近平国家主席はまた、次のように述べた。民間外交は開拓と刷新を目指し、多分野、多チャネル、多次元から対外友好交流を展開すべきだ。誠実で人を感動させ、真心で人を暖め、情感で人の心を動かし、中国と外国の人民の距離を縮めることが求められる。より多くの交流チャネルを開拓し、より多くの協力の機会を創設し、外国の機関と優秀な人材を誘致し、各種方式で中国の現代化建設に参画しなければならない。国際友好都市業務に注力し、中国と外国の地域交流を促進する必要がある。公共外交を重視し、中国の声をより適切に伝え、中国の物語をうまく紹介し、真実かつ立体的で全面的な中国を世界に展示しなければならない。

 習近平国家主席は最後に次のように述べた。夢があり、それを追求し、奮闘すれば、一切が可能になる。中国人民は夢があり、世界各国の人民にも夢があり、これらが世界に無限のチャンスと輝かしい未来をもたらすと言える。我々は団結し、我々の夢に向かってともに奮闘し、人類の平和と発展という崇高な事業をともに推進してゆこう。

 中国人民対外友好協会の李小林会長は会議で、中国人民対外友好協会60年の発展の軌跡を振り返り、今後も「友好、平和、協力、発展」の旗を高く挙げ、民間友好事業における新たな章節を書き続ける、と表明した。

 トンガ王国のツイータ妃、日本の鳩山由紀夫元首相、サンマリノ共和国 中国友好協会テレンジ会長、ガボン共和国(*元外相) アフリカ連合委員会ジャン ピン元会長、米国のニクソン元大統領の孫、クリストファー ニクソン コックス氏らが挨拶した。彼らは中国が相互尊重、平等な対応、互恵 ウィンウィンを前提に、世界各国と友好協力関係を発展させてきたことを賞賛した。また、中国が責任のある大国として、世界の平和を維持し、足並みを揃えた発展を促進するために、発揮してきた建設的な役割を讃えた。さらに、中国人民対外友好協会が中国と外国の人民の相互了解と友誼を促進するために、より大きく貢献し、世界各国の人民が平和、友愛、協力の理念を堅持し、世界の輝かしい未来を手を携えて切り開くように呼びかけた。

関連記事