中国の李克強首相は18日、新たな国家エネルギー委員会の1回目の会議を招集し、エネルギー関連戦略問題と重要なプロジェクトについて話し合った。

　会議で李首相は「エネルギー生産と消費方式の変更を推進し、エネルギーの、グリーンで低炭素、発展のインテリジェントレベルを向上させる。スモッグなどの大気汚染と闘いを宣言し、環境保全を進める省エネと排出削減の措置を強化することで、大気環境を改善し、クリーンで効果ある持続的可能な発展の道を歩む。経済の安定した成長をサポートする」と述べた。

　また、李首相は「陸上、及び海洋の天然ガス探査と開発に力を入れ、シェールガス、シェールオイル、炭層メタンなど、従来型にこだわらない資源開発を促進する。節約を優先させた戦略を実施し、生産と消費の両面から着手することで、より少ないエネルギー消費で、より速い経済社会の発展を目指す」とした。

　さらに、李首相は「原子力発電の重要プロジェクトや水力発電、風力発電、太陽エネルギーなどを進めると同時に、電気自転車など、クリーンエネルギーによる自動車の産業化を推進する必要がある」と述べた。