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政府、マレーシア不明機の対応を調整
2014年 3月 26日16:22 / 提供:
中国の第一陣捜索隊

 中国の李克強首相は25日に国務院(政府)常務会議を開き、マレーシア航空不明機事件の新たな状況への対応を調整した。  

 会議では、参加者たちがマレーシア側による最新状況を聞いた後「事件発生以来、共産党中央と国務院はこの事件を高く重視してきた。中国政府は多くの手段で全力で捜索救助活動を行っている」と説明した。  

 また会議の参加者たちは「中国人乗客の家族の気持ちを理解できる。現在も捜索と救助が急務だ」とし、「国務院弁公庁は各部門の任務を指導し、乗客の家族に医療、法律のほか心理的な支援を提供するとともに体調を崩した家族の治療とケアを強化する必要がある。政府は中国公民の合法的な権益を維持する」と強調した。

 これに先立ち、習近平国家主席(中共中央総書記、中央軍事委員会主席)は外遊中も、中国同胞を含む消息不明のマレーシア航空機の乗客の安否を非常に気にかけ、捜索の進展状況を緊密に注視し続けており、中国の関係機関に対して、マレーシア側および各国と協力して捜索活動を継続するとともに、各方面の手配をしっかりと行うよう指示した。

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中国衛星が撮影した漂流物

 中国海軍の第一陣捜索艦隊は26日午前、南インド洋の不明機関連海域に到着し、すでに捜索を始めている。捜索艦隊は「千島湖」・「崑崙山」・「海口」という3隻の軍艦と2機のヘリコプターからなり、オーストラリア・パースの南西1100海里、長さ280海里、幅30海里の2万9千平方キロに及ぶ海域を捜索する。     

(編集z)

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