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台湾漁民を射殺したフィリピンの海上警察が故意殺人で告発され
2014年 3月 19日16:46 / 提供:新華網日本語

 【新華社マニラ3月19日】フィリピン司法部は18日、去年5月に中国台湾の漁民、洪石成さんを銃殺した疑いの海岸警備隊職員8人を故意殺人罪で訴訟すると宣言した。

 フィリピン司法部の発表した声明は、調査を経て、司法部検察長事務室が故意殺人罪でこの海岸警備隊職員8人を起訴する正当な理由があるとみなしたと伝えた。

 海岸警備隊職員が発砲は「自衛」と「公務の執行」に属すると主張する点については、フィリピン司法部は、検察側が被告8人の上述の言い方がいずれも成立しないものとみなしたと表明した。検察側は台湾漁船の被告に対し緊急あるいはひどい脅しの成立を明らかにするか証明する証拠はなく、また、彼らが台湾漁船に向け続けざまに100発余り発砲した行為も、被告が法執行の限度を明らかに越えていたことを示したものだと認定した。

 司法部はまた、調査中に証拠を改ざんしたことから、事件に関わりのあったパトロール船の指揮官などの海岸警備隊職員2人も司法の公正を妨げたとして告発を受ける見通しだと伝えている。

 2013年5月9日、鵝鑾鼻東南の方向の海域で、フィリピンの海岸警備隊が台湾屏東県琉球籍の漁船「広大興28号」を追跡 掃射し、65歳の船員洪石成さんの死亡をもたらし、漁船をひどく損傷させた。事件後、フィリピン国家調査局はこれに対して調査を展開した。当年8月、フィリピン国家調査局は事件に関わった海岸警備隊職員8人を故意殺人罪で起訴することを提言した。

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