【新華社北京3月6日】日本側の中国の軍費予算の増加への非難に対し、中国外交部の秦剛報道官は5日、中国人民解放軍はただの赤い房の飾りがついた槍を待つボーイスカウトではなく、中国の国防出費の適切な増加は全く情理にかなっていると回答した。
秦剛報道官は当日外交部の定例記者会見でこのように表明した。毎年の「両会」(全国人民代表大会と政治協商会議)では、中国の国防費は外界に注目されている。中国はたいへん広く、国際情勢はとても複雑だ。このようなで状況の下、中国の国防予算出費が中国経済の発展に伴って適切に増加することは、全く情理にかなっていて、おおげさに驚き騒ぎたてる価値など何もない。
「中国人民解放軍はただの赤い房の飾りがついた槍を待つボーイスカウトではありません。国外の一部の人は、中国が成長しないボーイスカウトであるのをいつも望んでいます。もしそうなら、誰が国の安全を守るんですか?!どうやって世界平和を守るんですか?!もしそうなら、中国は平穏なんですか?地域は安定しますか?天下は太平なんですか?」と秦剛報道官は語った。
「たとえボーイスカウトでも、彼の背丈は年々高くなり、彼の足も年々大きくなります。彼に以前の小さな服や小さな靴をいつも身につけさせることはできないでしょう?」と彼は語った。
秦剛報道官は、中国は平和 発展の道を堅持して進み、防御的国防政策を励行しており、中国の発展戦略、国防予算は公然且つ透明だと強調した。
5日に第十二期全国人民代表大会第二回会議に提議して審査を要請する2014年度中央 地方予算草案の報告の中で、中央財政の国防予算支出は8082億3000万元となり、去年に比べ12.2%増加したと伝えた。
今年新たに増加した国防費は主に兵器装備近代化水準の向上、軍人の生活待遇の向上と軍体制 編制の調整改革の推進などの3つの方面にあてられるとのことだ。
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