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全人大が開幕、国防予算が前年比12%増
2014年 3月 5日17:14 / 提供:
中国国務院の李克強首相

 第12期全国人民代表大会(全人大)第2回会議は5日、北京で開かれた。新華社報道によれば、中国は2014年の国防予算を前年から12%増やし、8082億元(約13兆3000億円)とする計画だ。米ドル換算では約1320億ドル。13年予算は7202億元だった。

 中国国務院の李克強首相が政府活動報告を行った際「今年は平和共存5原則の提出60周年に当たっている。われわれは平和、発展、協力、共栄の旗印を引き続き掲げ、平和発展の道を歩み、互恵共栄の開放戦略を断固として堅持していく」と語った。

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第12期全国人民代表大会(全人大) 

 李首相はまた「国家の主権、安全、発展の利益を固く擁護し、わが国の国民と法人の海外における合法的な権益を着実に守らなければならない。周辺諸国との外交を全面的に推進し、善隣友好を固め、互恵協力を深めていく。第2次世界大戦の勝利の成果と戦後の国際秩序を維持し、歴史の歯車を逆転させるような行為を決して許さない。発展途上国と団結し協力を行い、発展途上国との共通の利益を維持するべきです。諸大国との戦略的対話と実務協力を深め、長期的で安定したかつ良好な大国関係を構築することを推進していく。APEC・アジア太平洋経済協力会議の非公式首脳会議を円満に開く。中国は責任のある大国であり、われわれは国際多国間事務に積極的に参加し、世界的な問題とホットな問題の解決に建設的な役割を果たし、国際の公平と正義を着実に維持し、国際秩序が公正で合理的な方向に向かって発展することを推し進めていく。中国は世界各国とともに人類の恒久的平和を推進し、共同発展を実現させていく」と述べた。

 (編集z)

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