Home > ニュース > 中国  > 中国の有名な政策学・経済学者の胡鞍鋼教授の代表作『中国のグリーン・ニューディール』が日本で発売され
中国の有名な政策学・経済学者の胡鞍鋼教授の代表作『中国のグリーン・ニューディール』が日本で発売され
2014年 2月 22日9:43 / 提供:新華網日本語

133133843_13929723112341n.jpg

中国のグリーン・ニューディールの表紙

 【新華社北京2月21日】日本僑報社が先日提供した情報によると、中国の有名な政策学・経済学者、清華大学の教授胡鞍鋼氏の代表作『中国のグリーン・ニューディール』が、2014年2月から日本で発売されている。

 「グリーン・ニューディール」とは、2008年のリーマン・ショックを発端とする経済危機を乗り切る方策として、アメリカのオバマ大統領が打ち出し、自然エネルギーや地球温暖化対策に公共投資することで、新たな雇用や経済成長を生み出そうとする政策を指す。アメリカを皮切りに日本?中国をはじめ国際社会でも検討・整備を進めている。

 本書『中国のグリーン・ニューディール』(原著『中国:創新緑色発展』中国人民大学出版社、2012年)は、中国版「グリーン・ニューディール」といえるエコロジー活動理論「緑色発展」(グリーン成長)戦略と実践の歩み、今後の展望を世界に向けて発信するものである。本書の訳者は石垣優子・佐鳥玲子さんである。

 まず「緑色発展」理論の独自の三つの論拠(中国古代の「天人合一」の智恵、マルクス主義の自然弁証法、持続可能な発展の理論)を示したうえで、中国の古代から現代に至る歴史の発展プロセスに即し、「緑色発展」の歩みとその特徴を述べる。さらに、北大荒グループ、億利グループ、華鋭風電など、中国企業の具体的な実践例を紹介している。これらのプロジェクトの成功体験を総括し、国内外の読者に発信することで、中国が世界の中で「緑色発展」の発動者・指導者であることを印象付けようとしている。