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中国外務省、米太平洋軍高官の言論に批判
2014年 2月 11日9:54 / 提供:中国国際放送局

 領土紛争のアップグレードにより、中国の東海防空識別圏設定が挑発行為だと見られ、同海域で軍事上の判断ミスが高まっているというアメリカ太平洋軍司令部(PACOM)高官の言論について、中国外務省の華春瑩報道官は10日、北京での記者会見で「20カ国あまりの国が防空識別圏を設定していた。アメリカは60年余り前に、防空識別圏を設定した初の国だ。どうして中国だけが設定できないのか」と批判した。

 華春瑩報道官は「中国は一貫してこの地域の平和と安定の維持に努め、この地域の繁栄と発展に重要な貢献をした。今後も、関係国と共に対話と交渉を通して問題を解決し、同地域の平和と安定を維持していきたい」と述べた上で、「防空識別圏の設定は主権国として正当な権利を履行するものだ」という中国の立場を改めて強調した。

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