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習近平主席のソチへの旅:外交の新たな初の試み そのすばらしさはどこにあるか
2014年 2月 11日9:50 / 提供:新華網日本語

  新華社北京2月10日】6日から8日にかけて、習近平国家主席がロシアのソチへ赴き第22回冬季オリンピック競技大会の開幕式に出席した。この新春の旅は再び世界に中国の大国のイメージと指導者の風格を示し、中国外交実践の再度の革新と称され、その三つの大きな特色が人々にその後味を楽しませた。

 特色その一、「急所をつくやり方」。王毅外交部長はこのように紹介した。習近平主席がソチに到着した後、一刻も休まず、連続して働き、わずか43時間のうちに12回のイベントに出席した。これらのイベントは首脳会談などの二国間で行われる活動を含むだけでなく、開幕式への出席、レセプションへの参加などの多国間のインタラクティブ活動もあり、またロシアメディアの特別取材に応じるなどの公共外交のスケジュールもある。このような集中した行程スケジュールは、中国の侠客小説の武術界の達人の「短く、平坦で、素早い」という急所をかなりつく手法のようで、実務的であるだけでなく、その上効率が高い。

 特色その二、「跨界性(こかいせい)」。今回のソチへの旅は外交とスポーツを互いに融合させ、中国の国家元首における国外の大型国際スポーツ大会出席への先駆けを切り開いた。この新たな初の試みは庶民の真実の生活に実際に接触し、人気を集め、外交の仕事と人類のスポーツ競技のたいまつであるオリンピック競技大会を融合させ、中国の公共外交を新たな高さへと導いた。1971年中国の「卓球外交」の絶妙な構想は、中米両国の往来の大門をどっと押し開けたことを人々は忘れていない。今のソチへの旅は、則ち疑いなく新たな時期の中で、開放的な中国による世界とのインタラクティブにおける計り知れない意義のある美談であることを、人々に記憶させている。

 特色その三、「親和性(Affinity)」。ソチへの旅の日程は短いが、それらの親切で質朴な言葉は人々に聞いた後忘れ難いものにさせた。「中国人の伝統に基づいて、隣近の人や友人の家で祝い事を行うから、お祝いを述べに来るのは当然のことです」、「私の執政の理念は、まとめて言えばつまり、人民に奉仕し、負うべきである責任を負うということです」……たいへん簡潔な言葉で、友好的な大国の誠実と大国の指導者一人の責任感を人々に感じ取らせることだ。世界のメディアの注目の下、1つの親和性に富んだ中国のイメージが生き生きと現れ、電磁波とインクを通して民衆の心の中に染み込むだろう。

 ソチへの旅の成功は、国際社会の称賛の声が明白な証拠だとみなすことができる。ロシアのテレビ局の司会者・ブリリョフ(音訳)は、習近平主席はソチ冬季五輪の開幕式に出席しロシア人を感動させたと述べた。イタリアのローマ・ラ・サピエンツァ大学東方歴史学のワルド・フェレッティ(音訳)教授は、中国の指導者の今回の旅は、世界平和を守るために努力に努めると願う1つの大国イメージを世界へ向けて明らかに示したと述べた。韓国現代経済研究院の中国問題専門家の韓載振氏は、習近平主席の今回の旅は、中国の新世代の指導者の親和性を全世界へ向けて明らかに示しており、一度のすばらしいスポーツ外交だと賞賛した。

 これまでの1年を振り返って、中国の世界の舞台での登場はすばらしさが頻繁に起こっており、アネンバーグ別荘での会合、「一路一帯 (シルクロード経済ベルトと海のシルクロード)」の提案、周辺外交の「親・誠・恵・容(親しくすること、誠実に付き合うこと、互恵を目指すこと、寛容な姿勢を貫くこと)」などの新しく初めての試みや新たな言い方は、人々に深い印象を残している。今、午年の始まりのソチへの旅は、再度人々の眼前をぱっと華やいだものにさせた。1つまた1つの足跡、1段また1段のすばらしさ、世界の舞台での中国のストーリーは必ずやだんだんと生き生きとなり、中国の夢と世界の夢の織りなす協奏曲も、歌えば歌うほど必ずやよく響くだろう!

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