Home > ニュース > 中国  > 指導者は政治的理由で歴史を解釈すべきでない 中日関係について仏下院議長
指導者は政治的理由で歴史を解釈すべきでない 中日関係について仏下院議長
2014年 1月 28日13:59 / 提供:新華網日本語

?

 北京訪問中のフランス国民議会(下院)のバルトローヌ議長は27日、メディアの取材に答え、現在の中日関係について第一次世界大戦前の欧州の大国関係に似ているとする論断について、政治家は政治的理由から歴史を解釈してはならないと強調した。

 バルトローヌ議長は次のように述べた。欧州も緊張情勢を経験した。危機から抜け出るには意思疎通と交流を続け、歴史学者に役割を発揮させるべきだ。政治的人物にそれぞれのやり方で歴史を解釈させるべきではないと述べた。

 日本の安倍晋三首相が先ごろ、スイス?ダボスの世界経済フォーラムに出席した際、現在の日中関係は第一次世界大戦前の英国とドイツの関係と似ているとし、当時の英独は貿易が緊密だったが、戦争が起きており、日中両国はこれに鑑みる必要があるとした。

 バルトローヌ議長は「どのような時代でも、政治家は歴史学者に歴史を解釈させ、歴史の真相を明らかにすべきで、一部の政治的理由で歴史を解釈すべきではない」と述べた。

 今年の中仏国交樹立50周年について、バルトローヌ議長は仏中両国が冷戦時代に外交関係を樹立したことは重大な意義のある政治的決定だったとし、「当時の世界情勢の中で、ドゴール将軍と中国政府はこのような重要な措置をとり、歴史の発展に影響を与えた」と強調した。

 さらにバルトローヌ議長は次のように述べた。仏中両国は歴史を理解し、過去を踏まえて未来を展望し、共通の未来をともに探り、築かなければならない。われわれの各分野の一連の協力は名実ともにウィンウィンの協力で、われわれはこれを続けることを希望している。

T

関連記事