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世界の華人を怒らせた安倍の亡霊参拝 街頭デモも
2014年 1月 16日14:14 / 提供:人民網日本語版

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シカゴの日本総領事館前でシカゴの30余りの社会団体の代表が安倍氏の靖国神社参拝に抗議した。

 ■街頭デモ

 現地時間9日午前、シカゴの日本総領事館前でシカゴの30余りの社会団体の代表が厳しい寒さをおして、「日本にノー」「平和を呼びかける」「戦犯崇拝にノー」などのプラカードを掲げ、安倍の靖国神社参拝に抗議した。人民日報海外版が伝えた。

 シカゴ協勝公会長の老華僑、陳羨韶氏は「安倍の靖国参拝は全世界の人々への挑戦に等しい。正義を主張し、平和を愛する全ての人は団結し、あらゆる手段を用いて右翼勢力に圧力を加えなければならない」と憤慨した。

 安倍の靖国参拝後、南カリフォルニア華僑華人反日行動連合会は3日、ロサンゼルスで集会を開き、強く抗議した。米国華人社会団体連合会の張素久理事長は南カリフォルニアの華僑団体からロサンゼルスの日本総領事館への抗議文を読み上げ、不満を表明した。

 オーストラリアの華僑 華人もすぐさま自発的に立ち上がり、手紙、寄稿、インタビューなど様々な方法で日本の挑発行為を激しく非難した。

 オーストラリア中国平和統一促進会の周光明名誉会長は「安倍の靖国参拝はもめ事を引き起こし、地域情勢の緊張を招き、世界平和を脅かした。激しく非難すべきだ」と表明した。

 ベルギー中華華僑団体は共同声明で「安倍晋三は世界の人々の反対も顧みずに大罪を犯し、靖国神社を参拝した。これは反ファシズム戦争の勝利の成果と国際秩序、日本の侵略戦争への確定判決を覆す企てだ。日本右翼は情勢をはっきりと認識し、歴史を直視し、過ちを認めなければならない。さもなくば災いが自らに跳ね返るだけだ」と指摘した。

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■メディアも大きな扱い

 特に目立つのが中国語メディアの反応だ。米国で発行されている中国語紙 中華商報は昨年12月28日の社説で「発足から満1年の安倍政権は、日本を危険な軍国主義の道へ導きつつある。これがアジア太平洋の平和を損なうのは必至であり、最終的には日本を引き続き歴史の被告席に立たせるだけだ」と指摘した。

 ニューメディアも論戦に参加している。1月11日に中国の王魯?駐ニュージーランド大使が現地主流紙、ドミニオン ポストに寄稿すると、張漢華 中国ニュージーランド商業会議所会長が寄稿のスクリーンショットをWeChatに転載。それから4時間で国内外のフォロワー複数から反響があった。

  ■政府要人に賛同を求める

 華僑 華人は抗議以外に、パブリック ディプロマシーの強みも発揮し、在留国政府の賛同を得ることを目指している。

 オーストラリアの華僑 華人および華人社会団体のトップら50人余りは10日、同国のアボット首相に連名で書簡を送り、安倍の靖国参拝に強く抗議するとともに、国際社会に向けて正義の声を発し、人類の良識に挑戦する日本指導者の行為を強く非難するようオーストラリア政府に求めた。

 書簡は「安倍晋三の行為は人類の良識に逆らう、正義に対する挑戦である!われわれは恨みたいのではないが、毎回怒らざるを得ない。われわれは過去は過去として未来に向かいたいが、われわれの傷口に塩を塗り続ける者がいる。われわれは平和と繁栄を渇望しているが、この世のものとは思われぬほど残酷な場景が再び現れることを懸念せざるを得ない」と表明した。

 オーストラリアの一般市民の一部も在オーストラリア中国大使館への手紙や電話で、安倍の靖国参拝に対する中国政府の抗議と批判への支持を次々に表明。一部の市民は「A級戦犯を祀る靖国神社を日本の首相が参拝することへの中国政府の反対を完全に支持する」と表明した。

 

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