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中米経済関係の強化に関する共同状況説明
2013年 12月 6日17:12 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京12月6日】習近平主席とオバマ大統領の達成した中米の新型大国関係構築のコンセンサスに基づいて、中米の経済関係の発展を推進するため、中米双方は中米の戦略と経済対話の枠組みの下での経済対話を通して、エネルギーや気候変動、革新と食品 薬品の安全の方面における協力の強化について協議を行った。協議 決定に基づいて『中米経済関係強化に関する共同状況説明』を発表した。主な内容は次の通り。

 エネルギーと気候変動での分野の協力を強化

 中米双方は中米気候変動作業グループを通して、二国間の気候変動における協力深化の重要性を重ねて述べた。

 中米気候変動作業グループのトラックとその他の自動車のガス排出削減の提唱方面における行動を加速するため、中米双方は現存の計画表に基づいて、低硫黄燃料と車両排出ガス使用の基準を実施 執行することに承諾した。

 中米双方は習近平主席とオバマ大統領が2013年6月8日と9月6日の会合で達成したハイドロフルオロカーボン(HFC)問題に関するコンセンサスを実行することに尽力することを重ねて述べた。

 中米双方は多角的な気候変動の協定の重要性を強調し、目下各当事者がこれについて討論を行っているところで、また2015年の国連気候変動パリ会議でそれを達成することを期待している。

 中米双方はエネルギー市場の透明度に関する協力強化を含んだエネルギー分野の透明度を向上させる。

 中米双方は中国側の天然ガス産業と非常規天然ガス資源の発展の加速における際立った重要性に気づき、また中国のシェールガスの発展が中国と全世界のエネルギー市場に対してプラスの影響を発揮することができることを認識する。

 米国側は中国側の増加したエネルギー需要と経済的配慮、特に原油貿易と投資分野での需要と関心を尊重する。双方は双方の共通の目標を協力して推進し、安全と供給が良好なエネルギー市場を守ることに尽力してゆくと重ねて述べた。  

 米側は中国側に『天然ガス法案』で規定された自由貿易協定国家と中国などの非自由貿易協定国家に向けて液化天然ガス(LNG)輸出の評価申請に関する法的プロセスを通達すると承認する 。

 米国側は中国に対するオイルガスの探査 開発に関連する技術や設備の輸出を積極的に奨励することを承認する。

 中米双方は20カ国グループ(G20)の枠組みの下で化石燃料補助金の相互審査(ピアレビュー)に参与することを承認し、中期の内に浪費を奨励する効率の低い化石燃料補助金を規範に合わせてしだいに取り消し、同時に最も貧しい人々のために特定の援助を提供する。

 革新を保護し、安全な食品 薬品貿易を促進

 中米双方は輸出入食用農産物の薬品使用の規格、検査 測定方法の基準、薬物と残留農薬の限度および管理監督などの方面について協力 交流を行うことを承諾する。

 中国側は中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)の改革目標に基づいて、原料薬(API)の監督 管理制度改革を推進し、APIの記録管理制度を推進し、またAPIの使用可能な大量の化学製品に対して記録管理の枠組みを打ち立てる可能性を研究することを承認する。

 中国側は、中国側の『特許審査指針』が特許申請者が特許出願を申請した後で規定数量外のデータを提出するのを許可し、『特許審査指針』が『中華人民共和国立法法』第84条に適用し、薬品発明が特許の保護を獲得したのを確保することを確認する。

 中米双方が薬品、医療製品と食品安全などの分野における交流と協力の促進から出発し、中国側は米国駐中国大使館の2012年11月19日第1252号の覚え書きと2013年8月20日第0843号の覚え書きにより言及した米食品医薬品局(FDA)の食品検査員、薬品検査員と食品専門家にビザを公布することを承認する。上述人員は米国駐中国大使館に派遣され駐在して、外交特権と免除を有することになる。これと同時に、米国側は、中国側が対等な基礎の上で中国駐米国公使館に外交特権と免除を有する相応な人員の派遣の増加を承認する。双方は遅くとも2014年に1月17日には諒解覚書を締結し、各自の派遣する駐在人員の活動範囲を明確にすることを承諾する。

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