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国務院、白書「チベットの発展と進歩」を発表
2013年 10月 22日16:26 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 中国国務院報道弁公室は22日、白書「チベットの発展と進歩」を発表し、60年来のチベットの発展と進歩の過程と輝かしい成果を全面的に説明した。

 白書は全文約2万字で、多くのデータと事実をもとに「チベットの発展と進歩は歴史の必然」、「経済発展と民生の改善」、「政治進歩と人民が主」、「文化保護と宗教信仰の自由」、「社会の変遷と各事業の発展」、「環境保護と生態文明の建設」といった6つの方面からチベットの発展状況を説明している。

 白書は、「チベットの現代文明は1949年の中華人民共和国建国によって始まった。平和解放、民主的改革、自治区の設立、改革開放などの重要な歴史の発展段階を経て、全国と共に急速な発展の道を歩んだ」としている。

 また白書は、「チベットの現代的経済の構築と発展は、各事業の発展に強固な物質的基盤を定めた。民主的改革と民族区域自治の実施を経て、チベットは徹底的に政教合一の封建的な農奴制度から脱却して人民代表大会制度と民族区域自治制度を構築した。チベット各民族の人民は真に国と社会、自身の運命の主となった」としている。

 さらに「中国の社会主義民主政治の発展と健全化に伴い、チベットの民主制度は絶えず健全化され、民主的形式は日増しに豊かになり、秩序的な政治参与とルートは絶えず拡大している。長年、中央政府とチベット自治区政府はチベットの優秀な伝統的文化の保護と発揚に力を尽くし、公民の宗教信仰の自由と権利を十分に尊重している。それにより、チベットの文化が保護され発展し、正常な宗教活動と宗教の信仰が法に基づいて保護されている」としている。

 このほか「政治と経済制度の改変につれて、チベット社会も伝統から現代へと移行しつつある。人民の教育を受ける権利、就業権利、健康の権利、社会保障の権利はいずれも保障されている。また、中央政府とチベット自治区政府は科学的な発展を堅持し、環境保護と生態建設を現代化建設の重要な内容として、生態文明を大いに提唱し、美しいチベットをつくっている。現在、チベットは世界で環境の質が最もよい地域の一つであり、大部分の区域はいまでも原生状態にある」としている。

 

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