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ASEANの指導者、南海の平和、安定及び海洋安全を擁護することの重要性を重ねて言明し
2013年 10月 10日16:54 / 提供:新華網日本語

 第23回ASEAN首脳会議が9日ブルネイの首都バンダルスリブガワンで閉幕した。会議で発表された議長声明では南海の平和、安定及び海洋安全を擁護することの重要性を重ねて言明した。  

 声明は、ASEAN諸国の指導者が当日の首脳会議で南海情勢について討論し、『南海各方行為宣言』の原則、ASEANが南海問題について提出した六つの原則、及びASEAN−中国が『南海各方行為宣言』締結10周年を記念する記念サミットで発表された共同声明に基づいて、南海地域の平和、安定と海洋安全を擁護することを重ねて言明したと述べた。  

 声明は、ASEAN諸国は、『宣言』原則に基づいて、『国際連合海洋法公約』に含まれた、国際社会で広範に認可された国際法によって関連争議を平和裏に解決し、自制を心がけて、脅迫や武力の使用をしないことを承諾すると伝えている。   

 声明は全面的、有効的な『宣言』執行の確保を承諾し、その中には互いに協議?決定した共同協力行動、及び『宣言』の指導方針に基づいて確定した協力プロジェクトが含まれる。  

 声明は先月中国・蘇州で開催されたASEAN−中国の『宣言』実行に関する高級実務者会合(SOM)と作業部会( ワーキング?グループ)に対して歓迎の意を表し、中国と「南海行為準則」の制定について協議を強化し、それによってこのプロセスが早めに完成するよう期待している。  

 ASEAN諸国の指導者はまた朝鮮半島の平和、安全、安定を擁護することの重要性を重ねて言明し、平和的対話の展開を奨励し、その中には六カ国協議を再開するため積極的な雰囲気を創り出すことを含んでおり、またシリアで化学兵器が使用され人員の死傷がもたらされたことに対し懸念を表明した。

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