Home > ニュース > 中国  > 中国の専門家、中国侵略日本軍が製造した約10種類の細菌?を初公表
中国の専門家、中国侵略日本軍が製造した約10種類の細菌?を初公表
2013年 8月 6日16:42 / 提供:新華網日本語

 中国「731」問題を研究する専門家はこのほど、当時の中国侵略日本軍による細菌爆弾製造に関する次のような最新考証状況を対外に初めて公表した。1942年までに中国侵略日本軍731部隊は、少なくとも10種類の細菌病原体を注入する細菌爆弾を研究、生産し、合計2000発余りだという。

 今回、旧日本軍の細菌爆弾の種類を公表したのは、哈爾濱(ハルビン)市社会科学院731問題国際研究センターの責任者、楊彦君氏。楊彦君氏は米国国立公文書記録管理局及び米国議会図書館を訪れて調査を実施し、米国国立公文書記録管理局が保管する『トーマス・イングリスレポート』、『アルヴ・トムソンレポート』に対し総合的な分析と全面的な考証を行った。

 楊彦君氏は次のように説明した。中国侵略日本軍が製造した細菌爆弾のうち、主な種類は石井式陶器製細菌?とHA型爆弾だった。このうち、石井式陶器製細菌?は、731部隊が最も多く製造した細菌?で、731部隊の石井四郎初任部隊長が研究開発と設計に直接に参与した。ペスト菌保有のノミを入れるために特別に設計し、1940年から1942年までに約500発製造された。この爆弾は1941年から1942年に静止状態での爆発と戦闘機から投下後の空中爆発を含む大量の実地テストが行われた。

 楊彦君はまた、10種類の細菌?の設計図、基本構造、テスト状況、製造量については、資料にすべて詳細な記録がある。これらの細菌?は、主に炭疽菌、ペスト菌、チフス菌が充填された、と説明した。

 楊彦君氏は「資料の詳細記録によると、細菌爆弾の研究開発は、細菌戦攻撃が最終目標だったことを明確に断定できる。詳細で正確な実験データと設計図に基づき、731部隊が細菌戦を目的として細菌兵器の研究、テスト、製造を行っていた歴史的事実がより詳しく立証された」と語った。

関連記事