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乳幼児用粉ミルク品質 安全性対策を強化 国務院常務会議
2013年 6月 3日14:12 / 提供:中国駐日本大使館

 中国の李克強総理は31日、国務院常務会議を招集した。会議で乳幼児用粉ミルクの一層の品質 安全強化対策について検討と手配が行われた。

 会議で次のように確認された。近年、党中央と国務院が高度に重視し、一連の政策 措置を打ち出し、各地区、各関係機関が対策と監督管理を強化したことで乳幼児用粉ミルクの品質 安全性の全体的水準が向上した。しかし、品質 安全性に影響を与える要素が依然存在し、国産粉ミルクに対する消費者の信頼を高める必要がある。

 会議で次のように強調された。乳幼児用粉ミルクの品質 安全性は重大な民生問題であり、また重大な経済 社会問題である。経済の持続的かつ健全な発展をはかるには発展の質的向上に力を入れ、重点製品の品質問題を解決しなければならない。これは一刻の猶予も許されない任務である。

 会議で次のような対策が打ち出された。1、関連の政策を定め、乳牛の標準化 規模化飼育を推進する。乳幼児用粉ミルク企業の合併再編を奨励、支援し、産業の集中度を高め、産業の規範化、規模化、近代化をはかる。2、厳格な食品医薬品管理規則に従い乳幼児用粉ミルクの品質を監督管理し、電子管理コードなどの手段をとり、全工程をさかのぼって検査できるようにする。ネット販売の監督管理制度作りを急ぐ。輸入品の品質管理を強化する。3、乳幼児用粉ミルクの品質 安全性対策特別行動をとる。大本の監督管理を強化し、業界参入のチェックを厳しくし、不適格な生乳買い付け所 輸送車輌を断固取り締まり、許可条件をクリアしていない企業を淘汰する。4、生産経営の監督管理を厳格にし、企業の第一責任を明確にする。企業の原料購入の際の品質チェックと製品出荷検査を監督し、粉ミルクの配合や表示の届け出制度を確立し、責任を厳しく追及し、違反行為を厳しく処罰する。5、国際的レベルの製品基準体系を確立し、市場で販売される粉ミルクの検査を強化し、公開、透明、規範化された情報開示を行う。

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