中露エネルギー協力委員会中国側座長の王岐山副首相は17日、北京でロシア大統領エネルギー発展戦略と生態安全委員会のイーゴリ・セーチン事務局長（元エネルギー担当ロシア副首相）と会談し、宴席を設けたのに続き、19日に再び総括的会談を行った。

　王岐山副首相は席上、「エネルギー協力は中露の全面的戦略的協力パートナーシップの重要な一部だ。中露両国は政治面で高く信頼しあい、エネルギー協力では互いに相手に対しニーズがある。資源、市場、資金、技術などにおいてもそれぞれ優位性があり、協力の将来性が非常に広い。目下、双方の石油・ガス分野での協力に絶えず新しい進展がある。双方は中露関係と国家利益の大局から出発し、両国の国民により多くの福祉をもたらすよう、より多くの目に見える成果をあげなければならない」と語った。

　セーチン事務局長は「ロシアは露中の全面的戦略的協力パートナーシップを非常に重視している。ロシアは中国とガソリン、石油貿易、投資、融資を含めたトータルなエネルギー協力を全面的に拡大していく。これをもって、両国の経済貿易協力の深化及び2015年までの二国間貿易額の1000億ドル達成に向けての成長のポイントにしていく」表明した。