Home > ニュース > 中国  > 第18回党大会から両会まで、中国共産党の「新政」が着実にスタート
第18回党大会から両会まで、中国共産党の「新政」が着実にスタート
2013年 2月 19日15:54 / 提供:新華網日本語

 【新華社北京2月19日】「私たちは『神仙会』を開いたばかりで、皆さんの話はとても具体的であり、関連部門はここからその良い方を選んで手がけるべきです。」と春節の長期連休前最後の出勤日、中国共産党中央の習近平総書記は北京のあるタクシー会社を訪れ、「タクシーを拾うのが難しい」情況を理解し、タクシードライバーが反映する「停車困難」、「ガソリンの値段が高い」などの問題を聞いてからこのように述べた。

 これは第18回党大会後、習近平氏を総書記とする中国共産党執政団チームが民間を訪れ民衆の苦しみを理解している一場面だ。

 習近平氏と彼の政治局常務委員の同僚たちが赴任して3ヶ月も経っていないが、考査の足取りは東 中 北西部の多くの省 区 市に深く入り込み、道中は同行者も少なく質素にとり行われ、歓迎の式典をせず、横断幕とスローガンを張らず、最も基層部に到達し最も真実ある情況を見て取った。

 「民衆が最も必要とする所へよく出かけて問題解決に出向き、発展の最も困難な所へ多く出かけて局面を打開するのです。」と習近平氏は甘粛省の貧困地域を考察した際このように要請した。

 新しい指導者層のスタートデビューは世論に充分素晴らしいと見なされた。初めて中国 外国の記者と会見し民族に対して、人民に対して、党に対しての「3つの責任」を公示したところから、『復興の道』展覧会を参観し民俗復興における「中国の夢」を説明したところまで、最初に広東のある通りを考察し力強く改革の推進を呼びかけたところから、何度も経済的困難な地域に赴き貧困者を訪れ苦しみを問うところまで、「虎」と「ハエ」を共に打つという反腐敗への決心の姿勢から、中国が堅持して平和発展への道を歩むという外交政策を述べるところまで、政治局が真っ先に民衆と密接に結びつく模範を示し、仕事のやり方を転換する「8項目の措置」を始めるところから、全国を席巻して見栄を張ってのむだ遣いへの反対を推進し、節約を励行する「6項目の禁止令」の提唱まで、再度「法によって国を治める」と声明を発表したところから、党が鋭い批判を許容せねばならないことを強調したところまで……これらは国内外から肯定的な評価をあたえられた。

 中央一連の措置の打開と指導者が真っ先に模範を示すことに伴って、会議から考査まで、ニュース報道から飲食の消費まで、高官の行為から部門の作風まで、その変化は現在各地 各業界で起こっており、一部の長く続いた頑固な弊害は痛撃に遭っている。民衆は2013年に対して高い期待を寄せている。

 また2週間経たないうちに、第12期全国人民代表大会第1回会議と第12期全国政治協商会議第1回会議(「両会」と称する)がまもなく開幕する。「両会」の重要なテーマの一つは、第18回党大会の主張を法定のプロセスを通して国家の意志に変えることだ。

 会議前に伝えられた知らせから見ると、今年の「両会」の気風は新しい変化があり、効率高い実務ができるよう一層努めることであるという。人々はまた、「両会」が改革深水区の歩き渡り、民生の改善、所得格差の縮小、経済の安定成長の保持、民主政治の発揚、反腐敗 清廉潔白の提唱など多くの方面の推進に関わり、みな第18回党大会としっかりと繋がって、一層「新政」の「プラスエネルギー」を放出するものと人々が期待している。

 3月の北京はまた忙しい政治の季節の証人となる見込みだ。数千人の人民代表大会の代表と政治協商会議委員がいかにして「中国の夢」を実現するかを巡って審議 討論し、献策を行い、コンセンサスと決定を形成し、執政党に「着実なスタート」をさせ、国家全局による深い変化を一層推進させるだろう。

 

関連記事