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温家宝総理は、中国人民銀行を視察
2013年 1月 23日9:56 / 提供:新華網日本語

 国務院の温家宝総理は21日、中国人民銀行を視察した際、利息の市場化を着実に推進し、人民元の為替レートの形成メカニズムを完備させ、対外貿易と投資における人民元の使用を拡大し、人民元資本項目の両替可能を次第に実現するようと強調した。

 午後3時ごろ、温家宝総理が中国人民銀行に到着し、調査統計司、貨幣政策司などの司局のスタッフを慰問し、金融情報センターで国庫業務システムと個人、企業信用調査システムの建設と応用についての状況紹介を聴き取った。

 その後、温家宝総理は中国人民銀行、中国銀監会、中国証監会、中国保監会、及び関係金融機関、主要な商業銀行の責任者と懇談した。

 温総理は次のように述べた。現在と今後、金融活動が直面している国内外の環境は依然として厳しくて複雑だ。経済の持続的かつ健全な発展、物価の安定と金融危機の防止における通貨政策の肝心な役割をいっそう果たさなければならない。市場を導きとする金融革新を励み、各種金融機関の役割を発揮させ、民間金融機関の発展を加速させ、マクロ経済の安定を促し、実体経済の発展を支援する現代金融体制を完備させていく。多層的な資本市場の発展を加速させ、保険市場の育成を積極的に進める。また、金融改革をいっそう推進し、近代的な金融企業制度の整備を強化し、利息の市場化を安定的に推進し、人民元の為替レート形成メカニズムを完備させ、対外貿易と投資における人民元の使用を拡大し、人民元資本項目の両替可能を次第に実現していく。さらに、金融リスクを予防し解決し、切実に金融の安定を維持し、国の金融安全を確保しなければならない。

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