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内需拡大重視を確認=中央経済活動会議が閉幕
2012年 12月 17日8:32 / 提供:

 

 中国共産党と政府が2013年の経済政策を話し合う「中央経済工作会議」が16日、2日間の日程を終えて閉幕した。

 会議では、「経済成長の質と効率の向上」を柱に据え、内需の拡大を重視する基本方針を決定した。また、@ マクロ規制を強化、改善し、経済の継続的で健全な発展を促進していくこと A 農業の基礎を固め、農産物供給の確保を全うすることB 産業構造の調整を加速し、産業の全体的レベルアップを図ることなど六項目を来年の経済活動の主な任務に据えている。

 さらに、「国際環境から見ると、中国は今後も重要な戦略的チャンスの時期にあるという基本的判断は変わらない。しかし、国際環境において『戦略的チャンスの時期』そのものの中身と条件に大きな変化が起きている。我々の直面しているチャンスとは、グローバルな役割分担システムに組み入れられ、輸出を拡大し、投資を加速するという従来のものではない。内需の拡大、イノベーション能力の向上、経済成長モデルの転換を促すという新しいチャンスである。我々はそれを深く理解し、このような新しいチャンスをしっかりと掴み、確実にそれを応用し、物事の勢いに応じてそれを有利に導き、変化の激しい国際環境の中でより大きな国家利益を図っていかなければならない」と強調した。

 中国共産党中央総書記、中国共産党中央軍事委員会主席の習近平氏、国務院首相の温家宝氏、中国共産党中央政治局常務委員の李克強氏、張徳江氏、兪正声氏、劉雲山氏、王岐山氏、張高麗氏が会議に出席した。

(編集z)

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