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「十八大」の報道センター 外国人記者1千人あまりが集結
2012年 11月 5日16:21 / 提供:人民網日本語版

 北京メディアセンターは11月1日より、中国共産党第18回全国代表大会(十八大)に向けた対外的なサービスを開始した。今後しばらくの間、ここは各メディアにとっての「戦場」となり、また便利で快適な「記者たちの家」ともなる。人民日報海外版が伝えた。

 ▽各設備が完備、高速インターネットも

 フランスのテレビ局「TF1」の中国側制作アシスタント、呉函諾氏は1日、報道センターを訪れ取材証を受け取った。呉氏は「十八大の記者登録が今年からオンライン登録になった。手続きが数分で済み、とても便利だ」と語る。

 十八大の報道を行う記者は、記者登録から出席代表への取材申込、参観・訪問申請にいたるまで、全てオンラインで手続きを済ませることができる。

 報道センターに今年初めて開設されたネットワークサービス室には24台のパソコンが設置されている。パソコンを起動してみたところ、1Gbpsの通信速度で、十数サイトを同時に開いても全く問題なかった。

 このほか、室内にはマルチメディア公衆電話、携帯電話の充電ステーション、電源などの設備が完備されており、自分の端末からでもネットにアクセスできる。

 ▽海外メディアも注目

 1日午後4時の時点で、110カ国・地域の外国メディア約300機関の記者1222人が登録を行った。中国記者協会書記処の祝寿臣書記は「外国人記者は多く、すでに十七大(2007年)の人数を大きく上回っている。」と語る。登録は2日夜24時に締め切られたという。

 キューバの通信社、Prensa Latinaのグラナドス記者は夫婦で記者として参加した。10年前の十六大のときも取材のために中国を訪れたというグラナドス氏は、「中国は今後10年間、大きな発展の潜在力を持っている。世界の注目が集まるだろう」とし、「十八大では、中国の改革開放と経済発展問題に注目している」と語った。

 韓国国民日報・中国支局の鄭ゲン教局長は「大会報告に期待している。中国の政治改革がより一層前進することを期待する」と述べた。

 上述の呉氏によると、フランスメディアは1カ月前からすでに十八大に注目しており、「TF1」は中国の国民生活を紹介するドキュメンタリーの制作を開始しているという。

 祝書記は「外国人記者の数が増えたのは当然のこと。中国経済は急速に発展し、世界的な地位も高まり続けている。中国は今や、世界第2の経済体となった。世界経済への寄与度もますます高まっており、国際社会、外国人記者からの注目も高まり続けている」と語る。
 

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