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農業めぐる知財権 年増加率が20%超える
2012年 7月 11日10:13 / 提供:人民網日本語版

 「中国農業知的財産権イノベーション指数報告(2012年版)」がまもなく発表される。それによると、中国の農業関連の知的財産権は件数が急速に増加しており、過去5年間の平均増加率は26.37%に達した。2011年末現在、農業関連の専利(特許)の出願件数は17万8千件、登録件数は5万件、有効件数は約3万3千件だった。

 同報告によると、国内の農業関連特許の全体的な質は向上したが、それでも海外に比べると低い。国内の農業関連特許出願の登録率は41.91%にとどまり。海外の52.10%を明らかに下回ったという。

 また同報告によると、国内の教育?科学研究機関が植物品種保護権と特許保有件数で支配的な地位を占めている。喜ばしいこととしては、ここ数年来、国内企業の研究開発能力が先端レベルに追いつきつつあることが挙げられ、11年には国内の企業?個人による植物品種保護権の特許出願件数が初めて科学研究機関による件数を超えた。また出願地域をみると多い地域と少ない地域との二極化が明らかで、江蘇省、北京市、上海市、山東省、広東省の5省市だけで全国の農業関連の特許出願件数全体の45.70%を占めたという。

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