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中露海軍が22日から今年初の合同軍事演習を
2012年 4月 18日16:07 / 提供:
中露海軍の合同軍事演習

 ロシア国防省ウェブサイトは昨今、「2012年4月22日から29日にかけて、露中両海軍は黄海で合同軍事演習『海上協力2012』を行う。ロシア太平洋艦隊にとって今年最初の、かつ最も重要なテストだ。太平洋艦隊はこの機会を利用して外国の海軍に実力と特別な点を示す」と発表した。  

 ロシア海軍のヴィソツキー総司令官が署名した命令によると、今回の演習では中国海軍北海艦隊のミサイル駆逐艦とロシア側艦船による合同艦隊が日本の海峡を通過して中国の黄海海域に入り、青島沖で合同軍事演習を行うことになっている。演習終了後、両海軍は黄海で合同海上閲兵式も行う。

 ロシア国防省は今回の演習について海賊やテロ対策の強化が主要目的で、海上補給、危険海域の強行通過、海や空からの攻撃の粉砕、海上捜索・救難活動の演習を行うと説明。ロシア側幹部は「露中両海軍はすでにアデン湾の海賊取り締まり、護衛活動で豊富な経験を蓄積している。両軍は船舶の安全な通行の保護や救出などの任務における緊密な協力を一段と強化する」と強調。両海軍司令部が管理・調整組織、海上での合同軍事行動や特別行動の支援の問題について検討を進めていることを明らかにした。

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中露海軍の合同軍事演習

 それに先立ち、中国の陳炳徳参謀総長(中央軍事委員)は17日、ロシア連邦軍のマカロフ参謀総長と電話会談した。  

 陳参謀総長は「中露両国は互いに重要な戦略的協力パートナーだ。中露両軍の友好的実務協力は両国の包括的戦略協力パートナーシップにおける重要な分野だ。両軍が間もなく行う海上合同軍事演習は昨年私が訪露した際に決まったもので、両国海軍初の合同演習でもある。中露包括的・戦略的協力パートナーシップの深化と中露両軍の友好的実務協力の強化に関する両国元首の共通認識を実行に移すとのわれわれの断固たる決意をはっきりと示すものだ。合同演習は両軍の戦略的協力と戦略的相互信頼の水準を一段と高め、地域の新たな脅威や試練への両海軍の共同対応能力を強化し、世界と地域の平和・安定を共同で守るとの両国の断固たる決意を示す」と述べた。  

 マカロフ参謀総長は「ロシアは両国の戦略的協力と両軍の友好的協力の発展を強く重視している。両海軍の合同軍事演習の実施は両軍協力における重大な出来事であり、両国の戦略的協力の水準の高さを象徴するものだ。すでに両軍は数多くの準備作業を終えた。中国側と共に努力し、緊密に協調して、中露初の海上合同軍事演習の前向きな成果を確保し、アジア太平洋地域の安全・安定維持にしかるべき貢献を果たしたい」と表明した。

 (編集z 写真:新華社)

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