2011年 4月 30日9:59 ／ 提供：新華網日本語=中国通信社

　インドネシアを公式訪問している中国の温家宝首相は現地時間２９日午後、インドネシアの首都ジャカルタで、同国のユドヨノ大統領と会談した。双方は両国関係をさらに強化する問題や共に関心を寄せる国際・地域問題について意見を交換し、重要な共通認識を確認した。 　

　温首相は次のように述べた。中国とインドネシアはアジアにおける重要な新興途上大国である。両国は多くの利益を共有しており、両国が協力を進める余地も非常に大きい。両国関係は全面的に発展する新しい段階を迎えており、地域戦略的意味と世界戦略的意味を持つようになっている。中国は国際実務におけるインドネシアの重要な地位と役割を非常に重視し、インドネシアの発展と強大化を支持しており、インドネシアと手を携えて、両国関係をより高いレベルに推し進め、アジアの美しい未来を切り開いていきたい。　

　ユドヨノ大統領は「インドネシアは対中関係を非常に重視しており、重要な戦略パートナーとして中国をみている。両国関係には揺るぎない基礎が備わっており、前途も洋々としている。双方が温家宝首相の今回の訪問を契機にして、共通認識を拡大し、協力計画をまとめ、両国の戦略的パートナーシップを新しい段階に推し進めることを望んでいる。 　

　温家宝首相は２８日夜、ジャカルタに到着し、インドネシアを公式訪問している。